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⑴ 平安貴族de人生ゲーム

1、時間数:2コマ程度

2、目的:生徒が平安貴族の人生を想像し、また古文常識を身近に感じてみること。

3、準備:人生ゲーム台紙、マス用資料集(教員作成)、サイコロ、プレイ記録用紙&レポート用紙、古語辞書、便覧(あれば)


台紙

4、手順

【一時間目】
 ⑴ 説明(10分):上記目的と資料の配付。ストップコマ(台紙参照)の読み合わせ
 ⑵ ゲーム作成(30分):マスの内容を書かせる。※30分では終わらない班がほとんど。

【二時間目】
 ⑶諸注意(5分):悪ふざけして盛り上がるのは本意では無い。作成者にもプレーヤーにも学びとなるように取り組むこと。
 ⑷仕上げ(5分):「壮年期」を六分割し、それぞれに「従三位・中納言」「正三位・大納言」「従二位・内大臣」「正二位・左大臣」「従一位・太政大臣」「正一位・太政大臣」を割り当てる。分割方法は任意。一位のプレーヤーがゴールする(関白になる)とゲームは終了するが、一位以外のプレーヤーは止まったマスに割り当てられた官位官職が極官となる。
 ⑸プレイ&記録(15~20分):だいたいのグループは15分ほどで終わる。20分で終わらなければそこで終了(誰も関白になれない)。
 ⑹レポート(10~15分):「とある平安貴族の一生」として、プレイ記録を土台に自伝的に語る。二百字程度。一人称は「私」。授業終了時に提出。 

5、反省
 多くの生徒が楽しんで参加していた。しかしやはり悪ふざけを楽しむ作成者が多く、プレイ時には「○○戻れ」のあまりの多さに辟易している生徒も多く見られた。またONE PIECEなどのマンガの世界観を盛り込むなどの悪ふざけが見られる場合もあった。
 時間数を一コマ増やし、便覧等で古文常識の資料を消化し、教員監督下でマスを作成させた方がより良いものになったと思う。


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