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読んだり読まなかったり。

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波がこないと読まないけれど、波がやってくると1日5冊とか読みます。 読書備忘録。
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記事一覧

土にもらったものを土に返すだけ。

フェリシモの復刊リクエストがかなって届いた詩集。 とてもよかった。 わたしたちは森から来…

楢﨑古都
3週間前
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人生に意味を持たせること、いつまでも続くしあわせなんてない。

脳はわたしたちを生き延びさせたい。 さくっと読めちゃう◎ 幸せという感情は消えるもの、お…

楢﨑古都
1か月前
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臨床心理教本。

描写よりも心理学の教科書的な説明文がやや多め。 ものがたりも、臨床心理の手法を軸に進んで…

楢﨑古都
2か月前
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詩が役に立つ場面がこの世界にはある

なんて読みやすい散文なのだろうというのが第一印象。 福間健二さんが約一〇年のあいだに書い…

楢﨑古都
2か月前
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これが戦争をめぐる唯一の記憶であってくれればいいのに、と思います。

爆撃でガラスが砕けるのを防ぐために窓にテープを貼ると、星みたいになります。わたしも、家の…

楢﨑古都
3か月前
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ざまあみろ!ざまあみろ!ざまあみろ!(嫌われる勇気)

なんか、フランス国旗みたいになってしまった。 共感性羞恥って言葉が嫌い。 だけど、読み始…

楢﨑古都
5か月前
3

ひとつでは多すぎる(One is too many)

 読んだ本の内容を、できればいつまでも覚えていたいのだけれど、どうにもこうにも忘れっぽい。弾けるようになったピアノの曲も、数ヶ月も過ぎたら楽譜がなければ弾けなくなった。周囲は自分よりも記憶力に長けている、つねづねそう感じてきた。  本は読み捨てでかまわない。  本を読んだら、忘れるにまかせる。  書物は心の糧である。(P50)  それでも、読めるだけの本は読みたい。わたしはしかも、読む速度まで遅い。あれだけの時間をかけたのに、どうして忘れてしまうのか。もったいなくて仕方が

「大丈夫、GSSコワクナイヨ」異世界転生社畜ノベル。

これは、 使い古された「なろう系」ライトノベルではなく、 かなしいかな若くしてこの世を去っ…

楢﨑古都
6か月前
3

娘ちゃんは、きらきらの金色のたまごで生まれてきたの

 Twitterでは有名な方なので、子育て中のママなんかはご存知の方が多そう。軽妙な文章で、絶…

楢﨑古都
6か月前
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ことしは買えたよ胎動短歌。

文学フリマ東京37(2023年11月11日)  じぶんの出展については、Twitter と Instagram で…

楢﨑古都
6か月前
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伐りたての材木のような湿った匂いがした。

 恋愛体質というか、片思い体質が抜けきらないまま、離婚も経験して現在に至るわけだけれど、…

楢﨑古都
6か月前
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おとなりに失礼します。

 春から半年近く、毎週末4~5枚の原稿を書くことが自分との約束ごとになっていたので、ひさ…

楢﨑古都
6か月前
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