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さとう こんなひと。其の四 〜強みと弱み 2022.10 音声配信より

2022.10.3 stand.fmの配信より
summary.fmを活用して。

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自分の特性を考えてみた

あえて個性ではなく特性というふうに表現しました。「特性」というのはその人またはそのものが持っている、独特の能力や性質のことを一般的に指します。例えば「納豆はネバネバしている」これは納豆特有の性質ですよね。これを人の特性に置き換えると「私は粘り強い」のように、粘り強く根気よく取り組むことができるという性質が私にはあるよ、というような表現になります。
この特性という言葉は、発達障害の世界では「発達特性」という言い方をしてよく使われますね。私は仕事上、発達障害のお子さんの言葉の指導を通して、特性という言葉には親しみがあるんです。

発達障害。今よく広く知られるようになりましたけれども、これは自分の強みと弱みの差が非常に大きく、その凸凹が強いことで生活や学習などに支障をきたしてしまうという状態、というふうに言われています。
ですが、発達障害と診断された方と診断されていない方の間には明らかな隔たりがどんとあるわけではなくて、地続きなんだというふうに言われています。それはグラデーションのようなもの。
みんな強みも弱みも人間誰しもが持っていて。それも踏まえて自分の特性について考えてみようと思います。

弱み① 数字が苦手

学生時代、算数と数学がことごとくダメでした。どんなに努力しても勉強しても、家庭教師をつけてもらっても伸びませんでしたね。小学校のデシリットルの計算からつまずいていて、泣きながら宿題をやっていました。高校の時の数学は、もちろん赤点続き。成績順で3クラスで授業をしていたんですけれども、ずっと 底辺のCクラスからは抜け出せませんでした。
計算や算数・数学の問題だけではなく「数字にまつわる事柄を記憶する」のも「数字を写しとって書く」というのも苦手。
郵便番号7桁の数字を覚えるのも自信がない。現住所に引っ越して5,6年くらい経つんですけれども、自分の記憶には自信がないです。覚えてはいるけど、一回見直して申し込み用紙とかに記入するっていうのが常ですね。
あとは時間や日付も数字なので、勘違いして日付とか時間とかを思い込んでいたりとか、思いっきり間違えてホテルの予約取ってしまったりとか、本当に自分でも情けないようなミスをしています。それでも何とか生きてます。


弱み② 乗り物酔いがひどい

大人になると乗り物酔い治る人が多いよ、って聞くけど、私は一切治らなくて。
子供の頃も遠足で山のくねくね道をバスで登っていくっていうのは本当に最悪。最初からバスの前方席、校長先生の隣に乗るけど10分くらいで気持ち悪くなる。くねくね道で山を登って、山の頂上のドライブイン着いて、バスから降りたところでその駐車場で吐いてしまって。
高校の進学合宿の帰りに地元に着いて、バスから降りるときに駅のトイレに駆け込んで。トイレで吐けばよかったんですけど、間に合わなくて、その手前の洗面所で吐いてしまって詰まらせちゃったり。
学会出張で飛行機に乗った時に、気流の乱れで飛行機が揺れて気持ち悪くなって。空港の別室、本当は有料ラウンジみたいなところにキャビンアテンダントさんに連れて行かれて休むとか。
そういう情けない、この乗り物酔いの状況です。酔い止めを飲むと眠くなるし、本当にこの三半規管の弱さにはほとほと困っていますね。自分で運転すると酔いづらいんですけれども、ひどい時は頭痛くて気持ち悪くて、吐きながら運転していたということもありました。


弱み③効率的な行動ができない

3つ目は、効率よく順序立てて行動することが苦手です。
例えば、料理を同時に2,3品作るみたいな状況っていうのは本当に苦手で、一つのことをやろうとすると、もう一方の方がおろそかになるので、一つ一つのことをこなしていくっていう風にしないとケアレスミスが増えるなぁと思います。色々不注意が出てくるっていう風に自覚をしています。



自分の強みについて 伝えること、表現すること。 そして行動力。
そんな私でも強みもあると思うんですよね。見つけなくちゃいけない。
強みは、分かりやすく伝えるための努力ができるのかなと思います。職場の勉強会を担当すると、わりと分かりやすかった、面白かったっていう感想を言っていただけることが多いかな。

あとは行動力があるほうなんだと思うんですよね。新しいことに挑戦してみたり、新しい勉強をしてみたり、新しい仕事を作り出そうとしてみたり、そういう行動力っていうのはあるほうなのかなと思います。
あとはアイデア。リハビリテーションの時の内容、どういう訓練をやろうかな、どういう風にしようかなっていう時のアイデアは、わりと浮かぶ方かなと思います。

こういう風に考えてみると、なかなか自分の強みをあんまり上げられないなって反省をするんですけれども、
こうして「強み・弱み」っていうのを自分で見つめ直すということで、例えば仕事の時とかも、こういうところはちょっと不十分かもしれないのでサポートしてくださいとか、また相談させてくださいねっていうふうに、うまく他人に甘えるっていうことができればいいなと思うんですよね。


さいごに

みんな強み弱みを持っている。お互いの弱みにも寛容な社会であってほしいなと思います。就職活動をされる時には自分の自己PRというか強みを教えてくださいと言われますけれども、どうしても自分の嫌なところ、弱み、ダメなところばかりが目についてしまうっていうのは、人間仕方のないことなのかなぁと思うけれど。

自分のその素敵なところ、強み、こういうところって悪くないんじゃない?っていうのを知ってる人って、なんか素敵だなぁ、魅力的だなぁっていうふうに個人的に思うので、これからは自分の強みも自分で認めてあげられるように私もなっていきたいなと思います。

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