言語聴覚士・木山幸子|ことばのトビラ(旧ことばと脳の相談室)
子どもの吃音指導に関するガイドラインが2021年に策定されました。それを受けて、6歳以下の幼児の吃音の事情についてまとめています。言語聴覚士が提案する、子どものための吃音マガジンです。
読み書き困難(学習障害)で、漢字の書字が苦手の方向けに開発した「耳からおぼえる感じ」=通称みみかんを無料公開しています。共同通信やyahooニュース等、メディア50社以上で紹介された漢字教材をぜひご利用ください。
小児の療育に携わる言語聴覚士が、こどものことばの発達を促す関わり方を紹介しています。
0歳からことばの練習!?前回投稿はこちらです。 模倣の大切さ 今までいろんなおもちゃや道具を使った遊び方を紹介してきましたが、もっと小さい子、たとえば0歳の赤ち…
高さの次は硬さの調節ひとつ前はこちら。 https://note.com/kotobanohattatsu/n/nd744857539ac 声の硬さを変えてみよう 声の印象を変えるのに「高さ」の調節をしてみまし…
語彙を増やすための、上位概念のお話前回投稿はこちらです。 三度登場、ダイソー「あいうえおカード」の紹介 また絵カードのススメ?と思われるかもしれませんが、小児言…
手っ取り早く声を変えたいなら「高さ」の調節ひとつ前はこちら。 声の高さを変えてみよう 人の声の種類は千差万別。なぜそんなに十人十色なのかは、また別の記事で述べま…
声の先生と言えば誰?言語聴覚士という仕事 「声」の先生と言えば、誰を思い浮かべますか? 歌手、歌の先生、ボイストレーナー、アナウンサー、ナレーターetc…。どれも…
子どもは絵本が大好き!とはかぎらない前回投稿はこちらです。 仕掛け絵本の紹介 絵本が子どもの発達にお役立ちというのは誰もが知るところ。子どもたちを寝かしつけると…
子どもの年齢によって変わる遊びのかたち前回投稿はこちらです。 セリア「プレイシート」と「おままごとセット」の紹介 子どもはおままごとが大好き。「いや、うちは男の…
手先の器用さと発音の改善グッズ前回投稿はこちらです。 デコレーションボール(フェルトボール)の紹介 100円ショップの手芸コーナーやラッピングコーナーにあるフェ…
ひとつだけおもちゃを選んでと言われたら、迷わずコレ前回投稿はこちらです。 ダイソー「あいうえおカード」の紹介 ひとつ前の記事にも出てきた、ダイソーの「あいうえお…
子どもウケするアナログ遊び前回投稿はこちらです。 「すごろく」の紹介 子ども向け言語指導を行っている当相談室で、大人気の課題。それが「すごろく」です。訓練室に入…
お風呂でお馴染みのアレ、オススメの遊び方前回投稿はこちらです。 「お風呂ポスター」の紹介 3、4歳頃からひらがな等の文字に興味を持ち始めるお子さんも多いです。い…
家から5分のお散歩コースを楽しもう!前回投稿はこちらです。 子どもとどこに出かけよう? お天気の日はお外に出かけたくなります。せっかくのおやすみ、遠出ももちろん…
「えあわせカード」は、ただのパズルじゃない!?前回投稿はこちらです。 ダイソー「えあわせカード」の紹介 ダイソーのおもちゃ売り場に必ずある「えあわせカード」シリ…
小児言語聴覚士という仕事こんにちは。小児言語聴覚士の木山幸子です。言語聴覚士はことばやコミュニケーションに関わるリハビリを担う国家資格。その中でも小児言語聴覚士…
インスタで紹介中!100均グッズを使った、ことばや認知機能を育てる遊びインスタ「言語聴覚士オススメ!ことばを育てる100均グッズ」(@kotoba.soudan)では、障害のある・…
※インスタをされている方は@kotoba.soudanでもご確認ください。 インスタで紹介中!100均グッズを使った、ことばや認知機能を育てる遊び「言語聴覚士オススメ!ことばを…
0歳からことばの練習!?前回投稿はこちらです。 模倣の大切さ 今までいろんなおもちゃや道具を使った遊び方を紹介してきましたが、もっと小さい子、たとえば0歳の赤ちゃんと遊ぶなら、どんな遊びがいいでしょう。ラトルをふる? ぬいぐるみを与える? それらも楽しい遊びですからもちろん取り入れていただいていいのですが、もっと簡単な遊び方を紹介します。 それが模倣です。赤ちゃんが出す声を、大人がそのまま真似るのです。 赤ちゃんが「あー」と言ったら、大人も「あー」。 赤ちゃんが「うー
高さの次は硬さの調節ひとつ前はこちら。 https://note.com/kotobanohattatsu/n/nd744857539ac 声の硬さを変えてみよう 声の印象を変えるのに「高さ」の調節をしてみました。次にチャレンジしたいのが「硬さ」の調節。 声は「硬い声」と「軟らかい声」の2種類にわけることができます。 硬い声で話すことを「硬起声発声」(こうきせい・はっせい)、軟らかい声で話すことを「軟起声発声」(なんきせい・はっせい)と言います。 「起声」とは声の立
語彙を増やすための、上位概念のお話前回投稿はこちらです。 三度登場、ダイソー「あいうえおカード」の紹介 また絵カードのススメ?と思われるかもしれませんが、小児言語聴覚士である私が無人島に持っていきたいおもちゃですから、遊び方は1つや2つではありません。文字すごろく、なぞなぞかるたに続く、もうひとつ別の遊び。それが「仲間あつめ」です。 「仲間あつめ」遊びの紹介 カードをばらまいて、その中から「仲間」になるカードを集めていく遊びです。ダイソーのあいうえおカードでなくても、
手っ取り早く声を変えたいなら「高さ」の調節ひとつ前はこちら。 声の高さを変えてみよう 人の声の種類は千差万別。なぜそんなに十人十色なのかは、また別の記事で述べますが、とにかく、いろんな声があります。私たちはその声を聞き分け、「この声は○○さんの声」と判断しているわけです。何千何万の種類の声の中からその人の声がわかる、というのはある意味すごい能力です。 あなたの声も私の声も、大好きな推しの声も、一種類ではありません。その日の調子によって微妙に変わることだってあります。もっ
声の先生と言えば誰?言語聴覚士という仕事 「声」の先生と言えば、誰を思い浮かべますか? 歌手、歌の先生、ボイストレーナー、アナウンサー、ナレーターetc…。どれも「声」を仕事にしているプロフェッショナルな方々ですから、間違ってはいません。 そこにもうひとつ、ぜひ「言語聴覚士」を加えてほしい!というのが私の願いです。最近少しずつ名の知れてきた「言語聴覚士」。なぜ「声」のプロフェッショナルの仲間入りが果たせるのかーーというその前に。 そもそも言語聴覚士とはなんぞや、という
子どもは絵本が大好き!とはかぎらない前回投稿はこちらです。 仕掛け絵本の紹介 絵本が子どもの発達にお役立ちというのは誰もが知るところ。子どもたちを寝かしつけるときの絵本の読み聞かせを頑張っているというご家庭も多いことでしょう。 けれど一方で、絵本にまったく興味がないという子もいます。「子どもをおひざに載せて読み聞かせをするのが夢だったのに……」と嘆くママも。 そんな絵本苦手のお子さんにオススメしたいのは仕掛け絵本です。「ぼうしとったら」や「かぜビューン」などは、展開が
子どもの年齢によって変わる遊びのかたち前回投稿はこちらです。 セリア「プレイシート」と「おままごとセット」の紹介 子どもはおままごとが大好き。「いや、うちは男の子だから、おままごとはあんまり……」とおっしゃるパパママもおいでですが、おままごとの道具を見せて「先生とママはお話があるから、これで遊んでて」とお願いすると、男女関係なくほとんどのお子さんが嬉々として遊びはじめます。 立派なキッチンセットもたくさん販売されていますが、セリアの「プレイシート」も負けてはいません。シ
手先の器用さと発音の改善グッズ前回投稿はこちらです。 デコレーションボール(フェルトボール)の紹介 100円ショップの手芸コーナーやラッピングコーナーにあるフェルトボール。手芸やラッピングに使うだけでなく、子どもの発達を助けてくれるお役立ちグッズでもあります。 手先の器用さアップの遊び お箸やトングを使って、フェルトボールを運ぶレースはどうでしょう。床やテーブルの上にフェルトボールをばら撒き、拾いながらお皿や容器に集めていきます。誰が一番多くフェルトボールを集められる
ひとつだけおもちゃを選んでと言われたら、迷わずコレ前回投稿はこちらです。 ダイソー「あいうえおカード」の紹介 ひとつ前の記事にも出てきた、ダイソーの「あいうえおカード」。 「無人島に何かひとつ持っていくとしたら、何を持っていく?」という問いかけが流行ったことがありますね。それと似た質問「今から数人の子どもの相手をするとしたら、なんのおもちゃを選ぶ?」と聞かれたとき、私が迷わず選ぶのがこの「あいうえおカード」です。 表にはイラストと単語が、裏には単語の語頭音となる頭文字
子どもウケするアナログ遊び前回投稿はこちらです。 「すごろく」の紹介 子ども向け言語指導を行っている当相談室で、大人気の課題。それが「すごろく」です。訓練室に入ってくるなり「今日すごろくある?」と質問されるほど。当相談室では訓練にタブレットゲームを使うこともあるのですが、それと人気を二分するほどのアナログ界人気No.1を誇るすごろくゲーム。 こう説明すると「人生ゲームや桃鉄みたいな、仕掛けの多い豪華なすごろくで遊んでいるんでしょ」と思われがちですが、いえいえ、予算の少な
お風呂でお馴染みのアレ、オススメの遊び方前回投稿はこちらです。 「お風呂ポスター」の紹介 3、4歳頃からひらがな等の文字に興味を持ち始めるお子さんも多いです。いつも読んでもらっている絵本、あそこに書いてある、小さな記号の羅列。幼稚園の持ち物に書かれている、自分の名前。どうやらあれは「ひらがな」というものらしい……あれが読めたら楽しそう! そんな子どもの好奇心を満たすために、ひらがな表を購入されるご家庭も多いはず。お風呂にアレを貼っている、というおうちも。 アレ=お風呂
家から5分のお散歩コースを楽しもう!前回投稿はこちらです。 子どもとどこに出かけよう? お天気の日はお外に出かけたくなります。せっかくのおやすみ、遠出ももちろん楽しいですが、近場で楽しむこともできます。大型遊具のある公園やテーマパークでなくても、どこだってパパママと一緒なら楽しめるのが子どもたちの才能です。 セリア「はっけんシールブック」の紹介 遠出する前に、親子で近所を歩いてみませんか? その際にはセリアの「はっけんシールブック」をおともにすることをオススメします。
「えあわせカード」は、ただのパズルじゃない!?前回投稿はこちらです。 ダイソー「えあわせカード」の紹介 ダイソーのおもちゃ売り場に必ずある「えあわせカード」シリーズ。一家にひとセットはあるんじゃないかというくらい、お馴染みです。 早いお子さんだと1歳後半くらいから、「ぴたっ」とひとりで合わせられるかなと思います。2、3歳くらいだと、たくさん広げて、その中から自分ひとりでパズルできるようにも。 構成課題とは この2枚のパズル遊びのことを「構成課題」と呼びます。一見単純
小児言語聴覚士という仕事こんにちは。小児言語聴覚士の木山幸子です。言語聴覚士はことばやコミュニケーションに関わるリハビリを担う国家資格。その中でも小児言語聴覚士は、生まれつきことばがゆっくりだったり、発音が誤っていたり、吃音があったり、そうした子どもたちの指導をするのがお仕事です。指導というと何やら難しいイメージを持たれがちですが、私たちが接しているのは小さなお子さん。小難しい理論を並べて説明しても、当然ながらやってくれるはずもありません。 ではどういうふうに指導しているの
インスタで紹介中!100均グッズを使った、ことばや認知機能を育てる遊びインスタ「言語聴覚士オススメ!ことばを育てる100均グッズ」(@kotoba.soudan)では、障害のある・なしに関係なく、どんなお子さんでも楽しめる+ためになる情報発信を心がけています。 noteではインスタでは語りきれなかった解説を加えつつ、ことばや認知がゆっくりさんなお子さん向けに、実際に私が行っているヘルプなどについても紹介していこうと思います。 発音の改善にはおやつ!? 今回紹介するのは、イ
※インスタをされている方は@kotoba.soudanでもご確認ください。 インスタで紹介中!100均グッズを使った、ことばや認知機能を育てる遊び「言語聴覚士オススメ!ことばを育てる100均グッズ」の名前でインスタをはじめ、3月末で丸2年を終えようとしています。サボり魔の私の月数回更新であるにも関わらず、いつもご覧いただき感謝です。 インスタでは障害のある・なしに関係なく、どんなお子さんでも楽しめる+ためになる情報発信を心がけています。 noteではインスタでは語りきれなか