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ショートストーリー「イモラミアチッチ 〜熱き男達〜」

「なあ。イモラミアチッチって、知ってるか?」
「なんじゃそりゃ。知らんわ。」
「い~か。イモラミアチッチってのはな。ど〜やら、食い物のよ〜でいて、それでいて、食い物ではないらしい。」
「ほう。」
「だが、イモラミアチッチってのはな、めちゃめちゃ食いたくなる見た目をしているらしい。」
「ふむふむ。」
「でも、イモラミアチッチってのはな、食えねえのだとか。」
「で、結局なんなん?そのイモなんとかってやつは?」
「は?知らんわ。てか、知らんから最初にワイはお前にイモラミアチッチって知ってるかって聞いたんじゃろが。」
「いや、じゃけぇワイはそげぇなもん知らん言うたじゃろうが。」
「ワイだって知らんわ!ワイだってイモラミアチッチって何なのか知らんわ!なのに何でお前はワイにイモラミアチッチってなんなん?って聞くんじゃ!アホか!クソがぁ!」
「あぁ?お前さっき食い物がど〜じゃこ〜じゃ説明しとったろ〜が!クソがぁ!」
「ワイは人から聞いた話を「〜らしい」って話しただけじゃろが!てか、なんじゃお前その態度は!人のことクソクソ言いくさりやがって!ぶっ殺すぞクソがぁ!」
「あぁ?お前が先にクソクソ言うてきたんじゃろが!こっちこそぶっ殺すぞこのクソがぁ!」
「なにがぶっ殺すじゃあ!ならこっちはぶっ転んだるわ!クソがぁ!」
「あぁ?ならこっちもぶっ転んだるわ!派手に豪快にぶっ転んだるわ!このクソがぁ!」
「ほんなら、こっちもどえらい勢いでぶっ転んだるわ!クソがぁ!」
「おお!やってみ〜や!そしたらこっちもおもいっきりぶっ転んじゃるけぇのう!このクソがぁ!」
 
ずて〜ん ずて〜ん

「てか、なんでワイがイモラミアチッチって知ってるかって聞いただけでぶっ転ばなならんのじゃあ!クソがぁ!」
「それはワイのセリフじゃあ!てか、じゃけぇ、そもそもなんなんじゃあ!そのイモなんとかってやつぁ!このクソがぁ!」
「イモなんとかじゃねえわ!イモラミアチッチじゃあ!覚えとけ!クソがぁ!」
「じゃけぇ、そのイモなんとかって、なんなんじゃ……」
(以下、エンドレスに続いていきます。)
 

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