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2021明治安田生命J1リーグ第15節セレッソ大阪対サンフレッチェ広島の個人的な見どころを紹介

2021年5月23日はJリーグ公式映像DAZNにてJ1リーグの実況を担当します
対戦カードはセレッソ大阪対サンフレッチェ広島の一戦です

セレッソ大阪にとってはヤンマースタジアム長居でのラストマッチ。次節とその次の試合はアウェイ戦。そして6月からは新スタジアムのヨドコウ桜スタジアムでの試合が予定されています

これまで多くの苦楽を共にしたスタジアム。有終の美を飾ることができるかも1つ楽しみなポイントですね

アウェイの広島は現在公式戦17連戦中の真っ只中。カップ戦を含む公式戦で今回の試合が15試合目に当たります(残りは中2日で浦和戦、中3日でFC東京戦で完走)

タフなスケジュールの中、リーグ戦では2試合ぶりに勝利を目指して戦う一戦。両チームの勝ち点差はわずかに「1」と順位が入れ替わる可能性もあります

日曜日のJ1リーグはこのカードのみ。15時からリモートマッチとなりますが、是非お楽しみください。観戦に役立つか分かりませんが個人的な見どころをお伝えします

(J1リーグ 解説は磐田や浦和、神戸でも活躍された那須大亮さん。リポーターは藤原美佳さんとお届けしていきます 実況:能政夕介)※追記の可能性あります

順位と前節の振り返り(5月21日の前節終了時点)

★セレッソ大阪 :6勝4分5敗で勝ち点22の9位 20得点 16失点
前節は神戸とアウェイで対戦して1-1の引き分け。後半途中からピッチに入った高木のピンポイントクロスに坂元が中へ入りヘディングでゴールを決めて先制も後半アディショナルタイム(90+6)に追いつかれて引き分けという結果に

★サンフレッチェ広島:5勝6分5敗で勝ち点21の10位 18得点 17失点
リーグ戦は前節徳島とホームで対戦して0-1の敗戦。中2日と中5日と状況が異なる中、開始早々に永井が負傷交代に。前半チャンスをつくっていた広島だが、後半に徳島のカウンターから失点。終盤ゴールに迫るも1点が遠く、悔しい敗戦に

また、水曜日に行われたカップ戦では仙台とアウェイで対戦し、0-3の敗戦。仕切り直しのリーグ戦ですが、公式戦は17連戦中と過密日程の広島はどのような戦い方を選択するのか注目です(今節は公式戦17連戦中の15戦目)

過去の対戦戦績

昨季(2020年)はセレッソのホームでは広島が1-0で勝利(★得点)広島:レアンドロ ペレイラ)
広島のホームでは セレッソ大阪が2-1で勝利(★得点)セレッソ大阪:OGと藤田 広島:ドウグラス ヴィエイラ)

昨年はお互いがアウェイの地でそれぞれ1勝ずつという結果になっています

セレッソ大阪にとってホームでの対広島戦勝利は実に2017年まで遡ります。その時は5-2でセレッソ大阪が勝利

過去の対戦成績では広島に少し部がある状況ですが、今季の結果はどうなるか?今シーズンは初の対戦となります

今季だけで見るとセレッソ大阪はホームでの勝率が高く、広島はアウェイでの勝率が高い状況です。その点は後にデータで触れたいと思います

今シーズン(2021年シーズン前節まで)の成績 

※今季もACLやカップ戦の事もあり各チーム試合消化数は異なりますの暫定の順位と成績結果です。またリーグ戦のみのデータです。

★セレッソ大阪 6勝4分5敗の勝ち点22(20得点・16失点で+4)(9位)
先制試合:9試合(5勝2分2敗) 完封勝利4試合 川崎、FC東京戦は逆転負け

先制された試合:5試合(1勝1分3敗)完封負け2試合 清水戦は逆転勝利 

スコアレスドロー:6節の湘南戦のみ

ホーム:5勝2分1敗 勝ち点17  11得点  6失点 得失点+5
アウェイ:1勝2分4敗 勝ち点5   9得点   10失点 得失点-1

複数得点:6試合(ここ5試合なし)
複数失点:4試合 
無得点:3試合 
無失点:5試合
最多得点:4得点(横浜FC戦)
最多失点:3失点(川崎・FC東京戦)

セレッソは今季ホームでの勝率が高くここまで敗戦は徳島戦での1試合のみです。20得点中セットプレーでの得点は5得点。高木のFKや坂元、奥埜のCKが起点となって得点につながっています

失点については16失点と少なく、特に前半での失点は3失点のみ。(しかも3失点は全て前半15分以内)後半に13失点でかつセットプレーの失点5失点は全て後半に。セレッソとしては前半に先制点を決めて主導権を持ちながら試合を進めたいところです

★サンフレッチェ広島 5勝6分5敗の勝ち点21(18得点・17失点で+1)(10位)

先制試合:7試合(4勝0敗3分)※先制すると負けなし

先制された試合:7試合 (1勝5敗1分) 6節大分戦は逆転勝利

スコアレスドロー:2試合:7節ガンバ大阪,13節鳥栖

ホーム:  2勝2分3敗     勝ち点8      5得点   6失点  得失点-1
アウェイ:3勝4分2敗  勝ち点13  13得点  11失点  得失点+2

複数得点:5試合(G大阪戦が7試合ぶり)
複数失点:3試合 
無得点:6試合 
無失点:4試合
最多得点:3得点(横浜FC,横浜FM,大分戦)
最多失点:3失点(横浜FM,神戸戦)

サンフレッチェ広島は先制するとリーグ戦は負けなし。アウェイの方が少し勝率が高くなっており、特に得点面でみるとアウェイでの得点が多くなっています。複数得点が5試合なのは気がかりですが、ガンバ大阪戦では7試合ぶりの複数得点も決めました。タフな日程ですがセレッソ大阪から続くリーグ戦3連戦は前半の山場。上位に伺うために勝ち点を積み重ねていきたい

広島は18得点中8点がセットプレーからと実に4割を超える確率となっています。PKが2本ありますが、森島はFKやCKから得点をおぜん立てできる選手(今季3アシスト)でもあり、コンディションは気がかりですがしっかりと立て直して勝利に貢献していきたい

また広島は後半の得点が今季6得点と少なく、先制してからの戦い方は結果が伴っていますが、どのように得点を奪いにいくかは重要になりそうです

セットプレーからの失点は17失点中4失点(前半のみ)となっています。流れを変える効果的な選手交代も勝負を分けるポイントになるかもしれません

因みに広島は、連戦中の公式戦14試合に区切ると厳しい結果に

公式戦14試合(リーグ2勝5敗3分・カップ戦1勝2敗1分)
→トータル3勝7敗1分(10得点16失点)リーグは7得点10失点

残り今節を含めて3試合。怪我人が多く出ることなく戦い切って欲しいところです

※リーグ戦は開幕から8試合負けなし(4勝4分)ここ8試合は(1勝2分5敗)セレッソ戦からの3連戦は前半戦の大きな山場

個人的な見どころ

中6日と中3日と異なるコンディション中でのチーム編成と交代策

セレッソは前節から中6日での試合となる一方で、広島は水曜日にカップ戦をしかもアウェイで行い戦った中3日での一戦となる

カップ戦では7名先発メンバーを入れ替え臨んだものの(エゼキエウ、茶島、今津、東は連戦)0-3の敗戦。カップ戦はグループステージで敗退となりました

セレッソもけが人が出ている中大きなメンバー変更はないと想定されるが、9節の福岡戦以来複数得点が取れていない(開幕から5試合連続複数得点)

攻撃的なサッカーを掲げるグルピ監督が、得点を奪うためにどのようなマネジメントをしてくるか。そして選手たちが個々にどのように応えていくのか?

複数得点が奪えていないところも気がかりだが、大きく崩れている試合はない。FWにけが人(大久保、中島、山田)がいる中で接戦をモノにできるか、90分間の戦い方やマネジメントが重要になってくる

広島はボールを奪ってのショートカウンターや、サイドハーフが中に絞ってサイドバックの選手が高い位置を取りチャンスメイクする場面は前節徳島戦でも展開

後半に入っての運動量の部分や、フィニッシュのところでの最適解はまだ見つかっていない印象ですが、セットプレーや良い守備からの切り替えで先制点を奪い試合を優位に進めたいところ

永井の離脱は残念ですが、スピードのある浅野や得点力のあるジュニオールサントスらの連携が高まれば攻撃面で良い流れをつくれるはず

セレッソのCB(チアゴ・ダンクレー)と高さ強さのある2人に対して、どのようなプレーを見せてくれるか楽しみです

また、今回解説の那須さんがプレビューショーでキーマンである清武選手、青山選手へインタビュー。こちらのプレビューショーも是非ご覧ください!


個人的な注目選手

先日日本代表に召集されるメンバーが発表されました

上記のメンバーにはセレッソからは坂元が選出。広島からは佐々木と川辺が選出されています(U24代表には広島の大迫。セレッソのダンバンラムはベトナム代表に選出)

代表に選出され、まだまだ伸びしろもある24歳の坂元と25歳の川辺を注目したいと思います

セレッソ大阪 背番号17 坂元 達裕(たつひろ)

東洋大学から大卒ルーキーとして山形でプレー。2019年は42試合で7得点と結果を出し2020年からセレッソ大阪に加入。昨年は33試合2得点。そして8アシストとチームに大きく貢献した

ドリブルからのクロスも武器だが、ライン際でのDFとの駆け引きは見ている人たちをワクワクさせてくれる

前節の神戸戦では9試合ぶりの得点を決め、すでに昨年の2得点を上回る3得点目をマーク。今節も得意なドリブル、切り返しからの得点に期待がかかる

サンフレッチェ広島 背番号8 川辺 駿(はやお)

かつれレジェンドたちが背負った背番号8番を今季から背負う。広島の育成組織から2013年に昇格しプロデビュー。磐田での経験を経て2018年に復帰すると怪我無く3年間でリーグ戦は101試合プレー

攻守両面でタフに戦うことがでい、相手からボールを奪われないボールコントロールテクニックも魅力

ガンバ大阪戦ではカウンターから冷静に得点を決めて今季2得点目をマーク。過密日程の中、中盤で試合をコントロールし勝利に結びつけることができるか楽しみです

ヤンマースタジアム長居でのラストマッチ

次節以降はアウェイ戦が続き、リーグ戦ヤンマースタジアム長居で戦うのはラストマッチとなりそうだ

6月からは新スタジアムであるヨドコウ桜スタジアムで公式戦を戦う予定をしている

思えばキンチョウスタジアムの改修工事が発表されラストマッチを迎えたのが2018年。あれから3年が経過し、その3年間はヤンマースタジアム長居で選手たちは戦ってきました

数々の想いがこもったスタジアムでの有終の美を飾ることができるか?是非皆さんのヤンマースタジアム長居での想い出も教えていただければ嬉しいです!

セレッソ大阪の公式アカウントで企画も実施!こちらを見るとまた楽しめるかもしれませんね (#おおきにヤンマースタジアム長居)

そしてサンフレッチェ広島側も見どころについてGAMEレポートを展開併せてご覧ください!


さて、試合は5月23日(日)の15時~キックオフ

あいにくのリモートマッチとなりますが、心を込めて準備して臨みます

皆さんと一緒に楽しみたいと思います!Jリーグ公式映像DAZNにて是非お楽しみください・・!




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