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「食とからだをめぐる冒険」滞在記録② 〜木曽福島にて〜

木曽地域では、5月下旬から7月初旬にかけて、季節限定で「朴葉巻き」(ほおばまき)がつくられています。

もとは月遅れの端午の節句を祝う郷土食だった朴葉巻き。柏の木がない木曽地方で、柏葉の代わりに朴葉を使うようになったそう。大きいもので約30cmもの長さがある朴の葉は、アクが強く殺菌性があり保存性が高く、お米など食べ物を包むためにも重宝されていたという。

そんな初夏の風物詩「朴葉巻き」は地域によって、お店によっても、全く異なるということを教えていただき、木曽福島の和菓子屋さんを何軒か訪ねてみることに。

お店によって、使われている朴葉のサイズ、色味も違う。

朴葉香りが特徴的な「宝来堂」 
使われている朴葉も大きく、香りも良く、上品な甘味の餡子。

古代米を使う「折橋製菓」
木曽ぺアーティスト河面さんから教えていただいたここの「古代米」を使ったお餅は、その紫色がとても美しく、独特の香りと豊かな味わいがgood。私が木曽入りした翌日5月23日、運よく朴葉巻き販売の初日だった。

木曽福島 名店「御菓子司 田ぐち」さんの店先には、美しい朴葉の鉢植えが! 

木曽福島観光局では「木曽谷 食まわり」という資料を手に入れることができた。
木曽の郷土食や季節ごとの食の楽しみ方が紹介されているシリーズもの。
「すんき」や「ひだみ料理」「王滝村の郷土食」などマニアックなレシピも多数掲載されていて、木曽の食を知りたい方にはぜひおすすめしたい。
http://www.kisoji.com/kisoji/2018/news/shokumawaribook.html

勢いのよい木曽川 
木曽の麹といえばここ。味噌づくりにも重宝されている。

木曽福島にこの春新たにOPENしたカフェ「SOMA」もおすすめなスポット。
https://instagram.com/gallerycafe_soma?igshid=YmMyMTA2M2Y=
美味しいパンと雑貨もあり、2階ギャラリーは木曽ペインティングス作家たちの展示会場となっている。

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