見出し画像

共戦神話(善悪の智天使)





神は人間が禁断の果実を食べ、善悪の知識を得たことにより起こった混乱を治めるため、智天使のモルテを下界に遣わす。


当時、人間たちは神が生み出した世界に悪があることに対して疑問を抱いていた。

“完全な善である全知全能の神が生み出した世界に何故悪があるのだろう?”と。

モルテは人々に“善とは善であり悪である。悪とは悪であり善である”と説いた。

モルテの言葉に対する現代の有神論者たちの解釈としては「正しいとされていることは、確かに正しいかもしれないが、その正しさは時として悪となること。悪も然りである。」というのが一般的である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?