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「日本歌曲協会「春のステージ2023」アンサンブルの多様性を求めて」

年に2回、春と秋に開催される、日本歌曲協会の「邦楽器とともに」
ピアノ伴奏で歌われることの多い声楽家の方が、このステージでは邦楽器とともに、日本語の歌を歌います。
今回は「アンサンブルの多様性を求めて」というテーマで、様々な楽器が奏でられました。
 
美しい「幽かなるもの~一枚の絵より~」ソプラノと箏・十七絃・ヴァイオリン
力強い「朱夏抒情」ソプラノと箏・三絃・尺八
楽しい「都々逸どいどい」メゾソプラノ・バリトンと二十五絃箏・三味線
雅な「あさみどり」は、声楽家ではなく地歌、そして十七絃箏・薩摩琵琶・篠笛
 
じっくり聴かせる「詩曲一番」箏・尺八
リズミカルな「火の毬」ソプラノと箏
面白いお話の「帰るところ」メゾソプラノと箏・尺八
切ない「十月桜」テノールと二十五絃箏・尺八・笙
 
様々な組み合わせで、バラエティ豊かな曲の数々。
奏者の皆さまは、聴きたかった方ばかり。
うかうかしているヒマはありません。
個人的には、念願の鹿野さんと中川さんも聴けて、とても嬉しかったです。
 
今日もまた、幸せな気分で家路につきました。
 
*箏の波では、演奏会情報をご案内しております。是非、生の演奏を聴いてみてください。

*日本歌曲協会YouTubeでは、過去の「邦楽器とともに」の動画が公開されています。今回の演奏も、いずれ公開されるかもしれませんね。

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会場 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
日時 2023年4月28日(金) 18:30
プログラム
❖ 幽かなるもの (初演) 
詩:木下宣子 曲:小松里菜 歌(S):松村百花
筝:鹿野竜靖 十七絃:中川璃織音 ヴァイオリン:山田晃
❖ 朱夏抒情 (編曲初演) 
詩:高原 桐 曲:松村百合 歌(S):伊藤香代子
箏:吉澤延隆 三絃:平野裕子 尺八:坂田梁山
❖ 都都逸どいどい
詞:俗曲 曲:福嶋頼秀 歌(Ms):百合道子 歌(Br):辻康介
二十五絃筝:金子展寛 三味線:﨑秀五郎
❖ あさみどり
詩:原かずみ 曲:高橋久美子 歌(地歌):菊央雄司 
十七絃:木田敦子 薩摩琵琶:首藤久美子 篠笛:澄川武史
❖ 詩曲一番 -箏、尺八のためにー
曲:松村禎三
筝:平田紀子 尺八:田辺頌山
❖ 組曲「火の毬」より 火の毬 宵宮
詩:柳瀬丈子 曲:中島はる 歌(S):大津佐知子
筝:木田敦子
❖ 帰るところ -歌、筝、尺八のためのー 
詩:宮本苑生 曲:田丸彩和子 歌(Ms):山田美保子 
筝:丸田美紀 尺八:坂田梁山
❖ 十月桜
詩:吉田義昭 曲:マーティン・リーガン 歌(T):大槻孝志 
二十五絃筝:金子展寛 尺八:坂田梁山

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