不愉快と苦労の違いについて

先日、こんなことをつぶやきました。
そして今日も、このことを実感しています。

上のツイートをした日は、「不愉快」の方を強く意識していました。
「仕事である以上、すべてが自分の思い通りということはあり得ない」
そんな風に自分に言い聞かせて、不愉快さに耐えるということをこれまで何度もしてきましたが、耐えることが作品にとってのマイナスに繋がるなら、不愉快な要素を取り除こうとすることは、単なるわがままではないのでは?と気づき、上のツイートをしたわけです。

一方、今日は「不愉快」ではなく「苦労」の方を強く意識しています。
作品づくりの過程では、さまざまなことに迷ったり、悩んだりします。
この状態は「苦しい」と言わざるを得ません。
ですが、不愉快なのかと言えば、まったくそうは感じません。
それは、苦労の目的が明確だからだです。
「作品を面白くするために必要なことなのだ」
と思えるならば不愉快などとは感じませんし、企画の予算やスケジュールの都合に合わせることも、作品の完成に必要なことなので不愉快ではありません。

「耐えることは美徳」という思い込みに捉われると、「苦労」と「不愉快」を混同して両方をひたすら我慢してしまいそうですよね。
この二つは、今後もきっちりと切り分けて行きたいと思います。

#日記 #エッセイ #コラム #仕事術
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