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「自分に勝つ」の意味とは

よく

「自分との闘いです。」
「自分に勝つことです。」

などスポーツ選手など勝負事の時に語られるこの言葉があります。

自分の中に別の自分がいて、闘っている感じです。

先日行われたWBCで、世界一になった日本代表のダルビッシュ有さんのインタビューに以下のようなやり取りがYouTubeに上がっていました。

メンタルを鍛えるとは?という問いに、

「メンタルは鍛えるものではないと思います。これはスキルや技術になる。結果が出なかったりすると色んなネガティブな声が出てきて、「もうダメなんじゃないか」などの声が出てきます。でも、その声を自分の声と思わないようにして、受け流す。兎に角今に集中する。未来のことを考えない。過去のことを考えない。それが皆んなが言っているメンタルを強くするということなんじゃないかと思います。そして、自分はどのような価値があるか理解して、不調になったとしても、自分の価値は変わらない。それに気づけばメンタルは落ち着く。」

と話されていました。

普段から心の仕組みについて勉強している内容に叶ったことを話されておりとても共感したのを覚えています。

では、

「自分に勝つ」

ってどういうことなのでしょう?

テープ式心理学では、「私たちの存在の元々を現す言葉」で「アーキタイプ(原型)」という言葉があります。

私たちの原型「アーキタイプ」

アーキタイプとは、例えば

「愛そのもの」「強さ」「完全」「豊かさ」「美しさ」「正義」「全体性」「自由」「絶対的有価値」などがあげれれます。

これは私たちが共通して元々抱いているエネルギーレベルの「意識」です。

以前記事にした、「人は何故苦しむのか」で記述したように、

https://note.com/kou_namisapo/n/n1e52477a19eb

私たちは、生まれてから、様々な出来事と遭遇し、色んなものやことを吸収する過程で、ネガティブな「思い込み」も作られていきます。

「日々の出来事」や「仕事」、「勝負ごと」がある時、この「思い込み」が言葉となって聞こえてきます。

「自分には出来るわけがない」
「これは苦手だな」
「やめておいたほうがよい」など。

ネガティブな言葉が心の中から出てきます。

悪いものではなく、自分を守ったり、バランスを保つために作った自分を支えるための大切な言葉たちです。

その「思い込み」で作った過去の言葉ですが、

現在生きている場面でも、その言葉が出てきます。

その言葉と自分が対峙していることを、

「自分との闘い」

と表現しているのでしょう。

時にはそのネガティヴな「思い込み」通りに、「望まない現実」を生み出し、

ある時は、「思い込み」に惑わされず、ネガティブな心の声を受け流して、「願った望み通りの現実」を生み出したりしているのだと思うのです。

「自分に勝つ」とは「元々の自分を思い出す」こと

「自分に勝つ」とは

「思い込み」という人生の中で張り付けた「ガムテープ」に覆われて、そこから出てくる感情や思考に、影響を受けて振り回されている自分から、

「アーキタイプ」である自分にアクセスして、自分の変わらない価値を思い出すことが出来ることが

「自分に勝つ」

ということだと思うのです。

私たちは、日常の中で、いつでも最高のパフォーマンスを出せる私と隣り合わせで生きているのです。

今日は、「自分に勝つとはどういうことなのか。」について書いてみました。

最後までお読みいただきありがとうございます。