好きでいてもいいですか?

って聞きたかったけど、やめた。
いいよって言って欲しいだけのエゴだってわかってたから。聞いたらきっと、困らせるもの。

LINEを送ってから"やっぱり送るんじゃなかった…"って思うこと、恋をしているとよくある。なんであんなこと言っちゃったんだろうとか、また私から連絡しちゃったなぁとか、小さくも大きな後悔といつも隣り合わせ。

30代にもなれば恋もスムーズにできるようになっているのかと思いきや、相変わらず悩んだり迷ったりして、もがいている。おかしいな。こんなはずじゃなかったのに。恋も、仕事も。

恋に振り回されたり依存することはないけれど、一向に駆け引きなんてできないし、スマートに恋が成就するようになったわけではない。

早く既読がつかないかそわそわしたり、既読になったら今度は返事が気になってそわそわする。なんて返ってくるかなって気になって、そっけない返事を想像して耐性をつける。急に傷つくのは耐えられないから、予防線、大切。

大人の女は返事にそわそわしないはずだったんだけどな。


結婚を視野に入れて、はい!次!なんて風にもいかなくて、どうにもならない恋を手放せずに、ただ好きでいられるならそれでもいいかと諦めにも似た恋を続ける。

「好きでいてもいいですか?」

って聞かないのは、終わりを選ばせないため。

傷つくのを後回しにしてじわりじわり。

ずるくて厄介な大人にはなっているようだ。


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