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映画のお話/『黄金狂時代』チャールズ・チャップリン

今回は映画のお話

私自身、昔から映画が大好きですし、音楽を生業とし始めてから現在まで、かなりの本数の映画音楽の制作に関わらせていただきました。

映画好きとしてはとても幸せなことです。

では、私自身が最初に観た映画はなんだっただろう?と思い起こすと、チャップリンの映画だったんです。

亡くなった母が、好きだったチャップリンの映画を、まだ幼い私を連れて京都のスカラ座へよく観に行っていました。

その中でも私の記憶に鮮明に残っているのが『黄金狂時代』なんです。

タイトル画にもしたこの有名なシーン。

崖から今にも落ちそうな山小屋。
勿論ミニチュアの山小屋ですし、コメディ映画では定番の ハラハラ・ドキドキなシーンです。

ですが、幼い私にはまだそんなことが理解できるはずもなく、本当にチャップリン達がいるこの山小屋が崖から落ちると思ったのでしょう。
このシーンで私は館内に響き渡る音量で

「ギャアアアア〜〜〜〜!!!」

と、絶叫してしまったのです。

母は驚き、そして相当焦ったことでしょう(苦笑)
他の観客の方にも迷惑なことです。

しかし、私の絶叫の後に館内に響いたのは他の観客の方々の大爆笑だったそうです(笑)

私自身はこの大爆笑を覚えていません。
何せ崖の山小屋の行方しか頭にないですから(苦笑)

後で話を聞き、恥ずかしいやら申し訳ないやら。

まだそういったことが許容できる、大らかさの残る時代だったのでしょうね。
とはいえ、当然不快に感じた方もおられたでしょうし、その方達には本当に申し訳ないですが。。。ごめんなさい。

でも、このシーンでの私のリアクションは至極真っ当なものでもあります。
と、多分チャップリンは言ってくれると思います!
だって、ほんとにハラハラ・ドキドキする名シーンなんですから!(苦笑)

僕にとってそんな思い出のある映画が『黄金狂時代』です。

映画を見終わった後
「僕も早く靴を食べたい!」と思ったのは言うまでもありません(笑)

本当に美味しそうに食べるんだよなぁ

この作品を含め、何度も観ては、その度に笑い、泣き、考えさせられるチャップリンの数々の映画。

この記事を書いている途中で、もう観たくなってます(苦笑)

凄い人です。ホント。

まだ観たことがないと言う方は是非ご覧になってください!

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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