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甘い香水で彼の気を引こうとした、22歳の夏。

こんにちは。高校5年生です。

前回の記事をご覧くださった皆さん、ありがとうございます。早速恋愛系の記事、書いていきます。恥ずかしいので、リアルの私をご存知の方はこの先読まないでくださいね。

後悔や反省というほど大袈裟な出来事ではないのですが、彼氏のNくんとお付き合いを始めて3~4ヶ月が経つ頃、彼の好きな気持ちを私が侮っていたなと感じる出来事があります。

その頃、私は彼の気持ちの強さをよく分かっておりませんでした。彼は仲良くしているけれど、いつ私の元から離れるか分からない存在でした。3~4ヶ月経てば2人でいることに慣れて、彼の気持ちが次第に小さくなっていくのだろうと考えておりました。

私の頭の中には「マンネリ化」という言葉が浮かんでは消えておりました。せっかくお付き合いできたのに、それだけは避けなければ。彼に「飽きた」と思われることが怖かったのでしょう。私は、彼の気持ちを持続させる方法を色々と探しておりました。

そこで思い当たったのが、香水をつけることです。香水なんてつけたことのない私が、昨年初めて自分のための香水を買いました。

シーブリーズすらほとんどつけたことのない私、香水なんてつけても意味がないと思っておりました。しかし、とあるネットの記事で「嗅覚は視覚よりも素早く体の感覚を刺激し、印象に残りやすい」という情報を発見し、「新鮮な気持ちを取り戻すのに良いかも」と香水の購入を決めました。

初めて香水をつけてデートに行った日、Nくんはごはんを食べてもお店を回っても何も言いませんでした。「あれ、気づかれないのかな……?それとも嫌いな香りだった……?」とクエスチョンマークが渦巻いたのを覚えております。しかし、それは杞憂でした。商業施設のエスカレーターに乗っているとき、周りに人がいなくなったタイミングで彼がおずおずと口を開きました。

「こんなこと言ったらキモいかもしれないけど、○○ちゃん良い匂いする」


やっと指摘された!という喜びで私はテンションが上がりました。香水をつけたことを伝えると「香りめっちゃ好き、○○ちゃん香りのセンス良いね」と褒めてくれました。ずっと言わなかったのは気持ち悪がられると心配していたからなのだと分かって、嬉しかったです。

私はその後、ハンドクリームも合わせて3種類の香りをデートのたびに使い分けました。彼に「良い匂い」と感じて欲しかったのです。

けれども私はたまに香りをつけ忘れることがあります。鞄に忍ばせているので気づいたらつけるものの、何の香りもしない私でNくんに会うことが多々ありました。そんな中、私は最近になって気づいたのです。香りをつけていようがいまいが、Nくんの態度や私への接し方が変わらないことに。

何かしら新しいこと、新鮮な気持ちでいられることをしなければ彼の気持ちは離れてしまうと思っていた去年の私。あの頃の私は彼の気持ちを侮っておりました。彼は私がどんな姿でも好きなのだと知らなかったのです。今となっては良い香りを身につけることで彼の気を引こうとした自分が恥ずかしく思えます。

今は自分らしくいること、Nくんが大切にしてくれていることに感謝することを大事にしながら彼と向き合っております。ずっと同じように彼と向き合っていけますように。

以上、「甘い香水で彼の気を引こうとした、22歳の夏。」でした。
最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。
次の投稿でまた、お会いしましょう!