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食卓からヨーグルトが消えた日
朝ごはんのときは、当たり前のようにヨーグルトが出ていた。トーストやクロワッサン、バケットの日はもちろん、白いご飯にお味噌汁の日であっても、必ずヨーグルトは食卓に置かれていた。大きなパックからアイス用に使っているガラスの小鉢に、大きなスプーンひとすくい分。一種のデザート扱いのようなもので、私はそのパックに付属していた粉砂糖をほんの少しだけかけて食べていたのだった。
このヨーグルト、要望者は父である
糧になったとわかるのは未来
転職を繰り返した結果、今はフリーランスで働くという形を選んだ私だが、今思うと新卒で入った会社はいろいろな意味で思い出深いところである。バブル崩壊後、就職氷河期の初期の時代であったが、それでも仕事を選ぶ余裕はまだあったのだ。
そんな昔々の、愉快なお話。
入社前から始まっていた新卒で入社した会社は、地元では有名な冠婚葬祭会社のシステム部が子会社として独立したところだった。と知ったのは、実は内定が決
鳴らないジングルベル
彼氏のいないクリスマスイブ。作れないんじゃなくて、めんどくさくて作ってないだけだから、いないのは自分のせい。周りはみんな浮かれてるし、メグもアケミもみんなでパーティするんだってさ。
あたしは、そんな気分になれなくて。
だから、一人部屋の中にいた。
ふうとため息をついて、う~んと伸びをした表紙に、その腕が本棚にゴツン。そのまま、上に積み上がっていたガラクタ入れがひっくり返って、あたしの頭にどんが
クリスマス掃討作戦発動開始
12月。世の中はあっという間に白一色に染まりやがる。
電気も足らないというのに、電飾をあっちこっち取り付けやがり、きらびやかに飾り立てる。え?LEDだからそんなに電気がかからないって?バッキャロー!そういう小さい無駄遣いも積もり積もれば発電所1基分になるんだよ!
そして、街に溢れかえるカップルカップル。手をつないで?デート?寒いわの、じゃあボクのそばにおいで。
かーっ。ふざけんじゃねえの。お前
みんな慌ただしく駆け抜けていく師走
私も慌ただしく駆け抜けていく師走
だけどちょっとだけ
立ち止まって
空を見上げて
ふーって息を吐いて
それからもう一度駆け出しても
いいんだよね?
「あなただけが当事者じゃないよ
私もみんな、当事者だよ」
って、テレビドラマで誰かが言ってた。
「あなただけが抱え込まないで」
って、テレビドラマで誰かが言ってた。
ボクが信じた相手は、そんなこと言ってくれなかった。
あれはテレビドラマだから
きれいごとだから
嘘をつく人も
その嘘を信じる人も
その嘘を基に罵る人も
全部ムカつくけれど
一番ムカつくのは。
嘘をつかされ
言いたくない嘘を言わされ
本当のことをいう権利を奪われた
ボク自身なのかもしれない。
頑張って、頑張って。
馬鹿にされようと頑張って。
ちょっと疲れたときに手を差し伸べてくれた人に
罵られ、裏切られ、そして捨てられて。
一人だったら最後まで頑張れたかもしれないけど
あの時の親切心を信じたのは自分だけど
後悔先に立たずって、本当に起こるんだなあ。
身体が疲れたら。
身体を温めて
美味しいものを食べて
ゆっくりたっぷり眠って。
ココロが疲れた時は。
どうしたらいいんだろうね。
身体を温めて
美味しいものを食べて
ゆっくりたっぷり眠って。
それでもココロが疲れた時は。
いらいらすることはたくさんあるけれど。
ふうと大きく息を吐く。
一緒にいらいらを吐き出して。
遠くのお山まで。
吐き出した後は、それを忘れて前を向く。
歩いていたら、またイライラが。
またイライラと一緒に息を吐く。
そして今度は幸せを吸い込む。
それが生きるってこと。
他人を憎んで生きているアナタに。
その憎しみは自分自身のことじゃない?って言いたい。
他人は自分の鏡でもある。
だから、自分の嫌なところが他人に映し出されると憎むんだ。
自分を許してあげよう。
そうすることで、アナタの世界は変わるんじゃないかな。