高橋是清の経済学 10年前のリフレ派の主張

インフレが起きてる現段階で正しいかは分かりません。

ただ、日本一国のみ給与が20数年前から変わらず、上がっていない状況で、アメリカの新卒社員の平均給与は、日本円で45万円となっています。

では、10年前の主張を見てみます。

現時点で日本がしなければならないことは、お金をたくさん刷って市場に流すことです。

東北の復興もお金をたくさん刷って大規模な開発をすれば、とっくに復興していました。

民主党が、工事を少しずつ、小だしして、利権をちらつかせて、長引かせ、票を得ようとの魂胆で遅れているのです。

細かい説明は、田母神敏夫のブログ「東日本大震災の復興は、何故遅れたか。」におまかせします。

とにかく、東北の復興には、クリエイティブアイディアが必要で、被災者を期間公務員として、雇いお金を刷って、30兆ほど投資すれば、いつの間にか、復興は済んでいる話です。


本題に戻りまして、高橋是清がしたことを実施すればいいのです。

超簡単に説明しますと、

世界の国々は、通貨の発行量を管理していました。

だけど、イギリスは、通貨とお金は、いつでも、交換できる制度を採っていました。

金本位制といって、金の量に合わせて、通貨を流通させるという制度です。

当時、イギリスに合わせて、世界各国が金本位制にします。

そのため、金の量のみの通貨しか流通しないため、世界は、デフレの状態になりました。

そのときの1930年に日本は、金本位制に13年ぶりに復帰したのです。

それは、日本に大デフレーションを生みました。

昭和恐慌です。

それを、高橋是清、の登場ですぐに1932年で止めました。

即日、金の輸出を禁止したのです。

金の輸出を禁止したということは、金と交換できなくなり、円安を容認することになりました。

その半年後、日本政府の国債を日本銀行で引き受け、民間に売却していきました。

そして、積極財政に転じ、内需を拡大し、生産量を増加させたわけです。

その2年後に公共事業をバンバンしました。

それで、日本は、世界で最も早く不況から抜け出るのです。

簡単に説明するとこうなります。

高橋是清時代に工業生産高は2.3倍に拡大し、そして、この間不良債権の処理も進んだそうです。 

なぜ不況から脱出したかは、金融緩和措置によるものだとされ、現在の金融政策も、高橋是清の政策を採れば、不況から脱出するだろうと言われています。

その証拠にインフレターゲットもどきである「中長期的な物価安定の目途」を1%にしただけで、株式市場は、1万まで回復したことから分かります。

また、世界中が不況期の中、2.3倍になったということは・・・

とくにかくにも、高橋是清型の金融緩和政策が望まれます。

それが、10年前の流行りのリフレ派が主張していること何です。

これを今、どう考えるかです。

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