なぜ、左翼は反原発か?

左翼は、なぜ、反原発か?

を知らない人のために、言っておかないといけないかなと思います。

知ると知らないでは、大きな違いだと思います。

原発というのは、実は、安全保障の問題なんです。

まず、先の大戦がなぜ起きたかを知る必要があります。

先の大戦は、石油の輸入が止められたから、戦争が起きたのです。

日本には、石油がありません。

石油の他にも、資源がありません。

資源がなければ、何も産み出せないのです。

日本の当時の冠たる連合艦隊も、海に浮かぶ鉄屑となってしまうのです。

マッカーサーは、昭和26(1951)年5月、アメリカ上院の軍事外交合同委員会で、以下の発言を述べました。

"There is practically nothing indigenous to Japan except the silkworm. 

They lack cotton, they lack wool, they lack petroleum products, they lack tin, they lack rubber, they lack great many other things, all of which was in the Asiatic basin.

They feared that if those supplies were cut off, there would be 10 to 12 million people unoccupied in Japan. 

Their purpose, therefore in going to war was karagely dictated by security.

「日本は絹産業以外には、固有の天然資源はほとんど何もないのです。

彼らは綿が無い、羊毛が無い、石油の産出が無い。

錫(すず)が無い、ゴムが無い。

それら一切のものがアジアの海域には存在していたのです。

もし、これらの原料の供給を断ち切られたら、1000万から1200万の失業者が発生するであろうことを日本人は恐れていた。

したがって、彼らは戦争に飛び込んでいった動機は、大部分が安全保障の必要に迫られてだったのことだったのです。」

と言っているのです。

今でも、同じです。

原発がなくなったら、石油資源に頼るしかありません。

火力発電だけでいいではないか?

というかも知れませんが、シーレーンを抑えられたら、第二次世界大戦前と同じような状態が生まれてしまうのです。

そして、経済は、どん底の状態に落ちるのです。

電気が滞る国や都市や町に、新たに工場を建てる企業は、皆無です。

リチャード・クー氏は、10年前、元大阪橋本市長の原発反対の言を聞き、

「これで大阪に新たに工場を建てる企業はなくなりました。

電力の心配がある地に工場が建てれるでしょうか?

普通の経営者は、建てません。」

と言ってました。

電力不安の地に経済発展は、あり得ないということも付け加えておきます。


もう一つは、もう一つの安全保障の問題です。

核兵器を作れなくなるのです。

原発が稼働していれば、核兵器をすぐに作れるとのことです。

稼働していなければ、それもままならないし、廃止してしまえば、廃止に向かわせた国民の心情から、核兵器を持つことは、夢のまた夢です。

核兵器があれば、核兵器を相手は使えません。

通常兵器との闘いになります。



だから、左翼は、原発反対なのです。

1に、日本の経済を失速できる。

2に、シーレーンを押さえれば、日本を干上がらせることができる。

3に、核兵器を持たせなくさせる。

上記の1、2、3とも原発があれば、防ぐことができます。

もちろん、右翼でも、原発反対の人はいますが、核兵器は別と言ってくれます。

ここが、中共工作員のリトマス試験紙になりそうです。

原発反対と言っている人がいたら、

「だったら、日本の安全保障のために、核兵器は持っていいよね。」

と質問しましょう。

これも、駄目でしたら、中共の工作員です。

しかし、例外があって、日本復活の処方箋と防衛構想があるかも知れませんので、それを期待しましょう。

なければ、中共の工作員決定です。

これで分かったと思います。

左翼は、中共の工作員の発想をするのです。

だから、左翼は、日本を弱らせる原発反対に賛成なのです。

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