高専の受験勉強!オススメの問題集!

皆さんこんにちは、エスネコです。

この記事では現役高専生である僕が、高専の受験勉強は何をすればいいのかを紹介します。あくまでも個人の意見なので、できるだけ多くの人の意見も見ることをおすすめします。

では早速本題へ。

■高専の対策って何をすればいいの?

まず最初に言っておきたいことは、高専受験勉強をする学生によくある悩みです。僕が個人的に悩んだのが、
「どんなことを勉強すれば良いかな…」
ということでした。

そこで、僕がやった具体的な対策を紹介します。

【基礎学力対策編】
・数学、理科は先に全範囲を終えておく
・理・数・社を1年生から3年生の範囲全てを復習する
・英語は単語帳を買って語彙力を伸ばす

【発展編】
・高専の過去問を買い(後に詳細)、一周する
・過去問でできなかった分野をまとめ、勉強する

【+α】
・国・英の長文をやりまくる
・特定の高専対策
・小論文対策

全体的にはこのようにやっていました。
ここからはより詳しい内容を理由を必要がある理由踏まえ紹介していきます。

■数学、理科は先に全範囲を終えておく

なぜ、数学と理科なのか?
知っての通り試験科目は国社数理英の5教科です(中には小論文があるところも)。その中でも数学と理科は、内容を理解するのに時間がかかります。なので、先に全範囲を終えておくことで、過去問をやった際に正しい実力を図ることができます。

判断基準は、学校指定の問題集やテキストの問題が9割正解できる位です(高専の問題はもっと難しい)。

■理・数・社を1年生から3年生の範囲全てを復習する

数理社は国語、英語と比べて知識を問われてくるので、どうしても全体を勉強する必要があります。これらも、1年生の時からの問題集などを利用して総復習です。
社会の具体的なアドバイスとして、高専の問題は地理分野の資料読解やデータ分析を多く出題しているので、社会科が苦手な人は地理に集中するといいかもしれません。

■英語は単語帳を買って語彙力を伸ばす

これはそのままの意味です。高専の英語は長文読解ができるかどうかで大きく変わってきます。なので、長文を理解するには単語を知らなければいけません。早い段階から単語帳を周回しておきましょう。

■高専の過去問を買い、一周する

過去問は以下のものがおすすめです。

この書籍は解説が多く、毎年の出題傾向を分析し、細かい解説がされています。模範解答もわかりやすいです。早めに買っておくといいでしょう。

前述した内容を終えている理想は夏休みなので、休み中に一周するのがベストです。高専の問題は一般高校と大きく異なるので、高専に対する自身の実力を理解しておくことはとても重要です。

他にも、直近の過去三年分だけ、公式ホームページに問題と解答のファイルがアップされています。何点ほど取れるのか確かめるだけなら、この方法もありです。

■過去問でできなかった分野をまとめ、勉強する

これもそのままです。やる上で、後に書いた問題集がおすすめです。

■国・英の長文をやりまくる

国語、英語は長文ができるかが勝負の決め所です。ぶっちゃけ、国語はほぼ長文で構成されています。

そして英語の長文ですが、過去に出題された問題の中には、読み取った内容から三平方の定理を利用して値を求め解答するという問題がありました。このように、最後の長文には必ず理系的内容が含まれます(例:地球の自転と月の公転の作用による潮の満ち引き等)。

■特定の高専対策

上記の項目に加え、地方高専には独自の受験項目がある学校もあります。これは自身が受験する学校はかなり早い段階から受験内容を把握しておくことは、受験勉強を左右するとても重要なことです。

■小論文対策

特定の高専対策として、僕が受験した高専には小論文がありました。具体的な内容は、学校側が指定した内容にそって自分の意見と推論を論理立てて説明するというものです。字数は400字〜600字ほど(当日より細かく指定される)。

こればかりは自習だけでは心もとありません。なので、学校の国語の先生などに添削を頼むことをお勧めします。塾の先生でも構いません。ただ、自分の文章を客観的に評価してくれる人が必要なのです。

もし受験当日までに一年以上時間があるのならば読書などの習慣化が有効なのですが、今受験生の人はそんなに意味がありません。
だから書くしかありません。
漢字や単語も確かに必要かもしれませんが、最終的に問われるのは自身の考えを論理的に説明する能力です。不足なんて当たり前にあります。その時持っているものだけで挑むしかないのです。

おまけ:おすすめの問題集

おまけとして僕が使っていた問題集を紹介します。
僕が使用していたのは最高水準問題集という進学校向けの問題集です。

出版社のサイトは下にリンクを貼っておきます。
サイトの上部にある書店販売書籍で中学生を選び、高校受験と問題集で検索をかければ2ページ目にあります。

自分が使ってたころとデザインが変わっているので、中古で買いたい方は表紙が異なるので注意してください。(2022/3/29 追記)

この問題集は、全国の高校入試問題を収集してその中から難問を集めた問題集となっています。中には高専の問題もたくさん含まれているので、ここから高専がいかにレベルの高い学校なのかが分かります。

種類はいくつかあり、僕は緑のもを使っていました。例外として、英語は特進問題集というものを使っていましたが。
この問題集の内部構成としては、標準問題と最高水準問題の二重構成となっています。標準問題はちゃんと勉強していれば解けるようなものですが、最高水準問題がまあエグい。(だけそ高専の問題はこの最高水準にある。特に数学が。)

1〜3年生の全範囲が含まれ単元が各章として細かく分けられており、復習したい人にもピンポイントで勉強したい人にもおすすめできる使いやすい問題集となっています。

それでは、教科ごとの問題集の特徴を説明していきます。

・理科

標準問題で基礎的な問題、間違いやすい問題が出題され、最高水準問題で基礎知識を基に考える応用問題が多めです。
この最高水準問題の傾向は、高専の入試問題にも同じ特徴があるので、かなりいい対策になると思います。

・英語

英語は超基礎から応用まで幅広い内容となっているため、偏差値55あたりの人なら、いきなり入っても問題ないと思います。

ですが、最高水準問題集では単語の並び替えや簡単な読解しかないので、
「英文の読解力を鍛えたいぜ」って人は、ワンランク上の最高水準特進問題集を購入するほうがいいでしょう。

この特進問題集は全て長文で、初級、中級、上級と分かれています。
初級がスラスラとできるようになれば、高専の英語はかなり安心です。

・数学

これも、超基礎から超応用まで幅広いです。

取り扱われている問題としては灘高校(偏差値79)や開成高校(偏差値78)、さらにはラサール校などの過去問とかも入ってます。

高専の数学は難しい問題が多く、一般入試の大問4や5に出題されるような問が大問1に出題されることが当たり前となっています。

さらに、近頃は難しすぎる問題が増えてきました。

2019年度と2020年度の入試では、超難問が出題され、数学の平均点が5教科のなかで一番低いときたもんです。(数学で当時学年2位の僕が解けなかった)

ですがあまり気負いすることはありません。高専の数学は、経験量が多ければ解ける問題が多めですので、とにかく問題を解きまくることが重要です。

高専は図形の超難問を出題してくるので、図形の基礎をしっかりとおさえ、
最高水準問題集で訓練を積めば、難問に当たっても立ち退かない心が身につきます。

・国語

国語はほぼ文章読解で構成されています。正直最高水準問題は難しすぎて高専の上をいっている点も多いです。こちらは標準問題を完璧にするだけで十分だと思われます。

・社会

またまたこちらも幅広い内容となっています。総復習や効率的な勉強には大変便利となっています。

最後に、高専を受験する君へ伝えたいこと

最後に受験とはあまり関係ないですが、受験後に大切なことを話したいと思います。
高専はいわゆる専門学校の一つです。なので普通高校とは本質や内容が全然違います。(僕は一回浪人し、その時に普通高校で3ヶ月過ごした)

高専は大学に近いです。
そしてレベルが高いです。僕のクラスメイトも、1人退学しました。受験で優秀な成績でも、高専の中で問われることはもっともっと上の実力です。
高学年の話では、卒業時に同級生の1/3がいないと聞きます。それほど生半可ではやっていけない学校なのです。

ですがなんとなくで入学することを否定はしません。なぜなら、新しい世界に触れることで夢や目標ができることがあるからです。

受験して諦めるのも、浪人して再受験するのも、入ってやめるのも、入って何もないまま卒業するのも、全てあなた自身が決めることです。

どこに行こうが、結局、そこで何をするかが大切なんです。自分のやりたいことをやればいい。大切なのは、自分で決めることです。
これは高専に以外にも言えることです。

行動することはとても大変だ。だからこそ楽しい。



環境を言い訳にするな。
自分の限界を決めるな。






夢を見続けながら現実に争い続けろ。





もし質問があれば、僕のTwitterのDMにでもどうぞ。
Twitterを頻繁に触ってないので、返事が遅いと思います。
悪しからず。


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