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学校現場での個人商店化について

最近,フォローして頂く方も増えつつあり,大変嬉しく思います。
改めて,自己紹介でも・・・
私立高校で数学の教員をしている者です。現在は高1の担任をもちつつ,反転授業,探究,業務改善,教員研修について取り組みを行っている今日このごろです。以前は,会社員として学校以外の仕事もしていました。
とりあえずこんな感じでw

今回は,個人商店について話していきます。少し,業務改善とは逸れた話しですかね。


個人商店って何?

個人商店化とは、特定の業務に長けたベテラン担当者がいても、その知識やスキルが引き継がれず、特定の担当者だけのものになってしまう状態を指します。

Google による生成AI機能

昨日の記事でも話したように,学校現場に来て始めて,個人商店という言葉を耳にしました。なぜ,個人商店という状況に陥ってしまうのかについて考えていきましょう。

1人で出来てしまう仕事がほとんど

一般の教員にとって,学校の仕事のほとんどは,授業準備,担任業務,校務分掌だと思います。(分掌は違うかもしれませんが)授業準備と担任業務は1人で出来てしまいます。つまり,他人に共有する必要性が無いというのが個人商店に陥る要因だと考えられます。となると「1人で出来るなら,個人商店のままでもいいじゃないか」という考えもあるでしょう。確かにその通りだと思います。しかし,これには構造的な問題があると思います。

知識がある人ほど,共有する必要性を感じない

結局,
  知識がない人=共有してほしいと感じる
  知識がある人=共有する必要性を感じない

ということです。この構造は,学校現場のみならず,一般的な社会人にも通用する話だと思います。特に,学校においては,日々の多忙な業務に忙殺され,折角共有したいと思ったとしても,その時間が中々取れない状況もありますよね。
一方で私の経験として,会社では上司からの命令でマニュアルを作ったり,勉強会を開いたりといった,組織的な取り組みをすることも何度かありました。

最後に

個人商店について,完全に悪いとは思ってはいません。ですが,
  共有することで,救われる人がいるかもしれない
という視点は大切だと思います。私自身も,個人商店っぽい部分もあるかもしれませんが,自分への戒めも込めて,今回このような記事にしてみました。

それでは,また。


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