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【ゲーム紹介】『桃太郎電鉄X』(PS2)


一番乗

今回紹介するゲームは『桃太郎電鉄X~九州編もあるばい~』です。今は無きハドソンから2001年に発売されました。ハードはPS2です。桃鉄初の3D作品でもあります。
まずは前作からの変更点を確認していきましょう。

・決算のみで1ターン消費していた3月が通常ターン扱いとなった
・便利系カードが8枚持てるようになった
・まとめ買いシステムが実装された
・大半の攻撃系カードの対象をプレイヤーが選べるようになった
など、後の作品でおなじみの要素が追加され、遊びやすくなりました。
また、本作のみ物件の増資が5段階まで行えます。そのため、全物件最大増資の難易度はかなり高くなっています。

さらにご当地マップの九州編を収録。非常に広大なマップで、北端の対馬~南端の与那国島までは100マス以上あります。特急周遊すらない時代なので、移動は結構大変です。
何が起こるかわからない「?駅」やぶっとびカードと同じ効果を得られる「ぶっとび駅」、さらには鹿児島が目的地のときにりするとプレイヤーに恩恵をもたらす「おいどん」も本作が初出です。
また、鉄道経営も本作から実装されました。買えば借金を抱えても売らずに済む上、通る度に収益を得られます。高千穂鉄道のような超ローカル線もあります。

本作の欠点も見ていきましょう。
まず、全国編で登場する怪獣「デボンドビス」。これがひどい。毎ターンプレイヤーから所持金を奪うのですが、演出のテンポが悪い上、倒すのに時間がかかります(なぜ実装したし)。
一応、最終年には登場しない仕様を逆手にとって、ゲーム終了年を毎年調整するなどの救済策はありますが、めんどくさいです。後はボンビラス星にプレイヤーがいる場合も出現しないそうで、一人を犠牲にして出現を防ぐ方法もあるようです。
また、九州編の大宰府駅など、バランスブレイカーの物件が置いてある駅もあります。まあ、これはどの作品にもあるので大目に見ましょう(12西日本編の京都も壊れ物件多すぎですし)。

厄介な点として、キングボンビーが弱いことが挙げられます。悪行自体のショボさもさることながら、そもそも変身する確率が異様に低いです。そのせいで下位プレイヤーが逆転することが難しく、熟練者であれば雑魚の「さくま」ですら、本作では脅威です。

初のPS2作品ということもあり、色々と粗削りな部分が見受けられます。そのため安易におすすめできる作品ではありません。
しかし、九州編の詳細マップが遊べるのは本作だけなので、九州の地理に詳しくなりたい方は遊んでみるのも良いと思います。

以上で紹介を終わります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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