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PRIがもたらした価値観

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

PRIの価値観

について書いていきたいと思います。

もちろん、PRIについて書くわけではないですが

多くの身体の専門家にとって

重要な価値観を教えてくれたので

ここで私なりに書かせていただきたく思います。

PRIを知っている前提で書いていくので  

ご了承いただければと思います。

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。



まず書こうと思った理由ですが

私がつい先日、

PRIのプライマリー講習を終えまして

マイオキン・ペルビス・ポスチュラルを

修了しました。

なので私の中では

このPRIはマイブームとなっているわけです。


本題のPRIがもたらしてくれた価値観ですが

それは

組織的アプローチをむやみにやってはいけない

ということです。

私の捉え方に過ぎませんが

PRIの運動療法は

パターン化によって偏ったポジションを整える

といった目的になっています。

PRIは習慣への介入なので

実はニュアンスが違うですが

許してください。


ただ実際胸郭のポジションを整えるだけで

ROMが変化するのを目の当たりにできました。

例えば

右肩の2nd内旋に制限があり

胸骨と右上部胸郭へのアプローチをすることで

ポジションを整えたら

ROMが大きく変化しました。

肩に触っていないのにです。

今までの私であれば

後方関節包を伸張したり

肩甲下筋下部のリラクゼーションを行ったり

というアプローチをしていましたが

実はその必要がない場合が結構あるかもしれない

ということがわかりました。

ですが

胸郭のポジションを整えるだけで変化するのであれば

上記のアプローチは要らなかったかもしれません。

ここから学んだのは

組織的アプローチよりポジションを整えるアプローチが優先だった

ということです。

実際揉み返しがくるアプローチではないので

このほうが安全な考え方なのかなと

私は思いました。


ですが組織的アプローチを否定しているわけではありません。

今回の考えは

あくまでPRIの価値観に基づいた考え方です。

それが全てというわけではありません。

例えばPRIの価値観に基づくと

ハムストリングのストレッチというのは

日本人においてむやみやたらにやっていいものではありません。

ただ実際はどうでしょうか。

ハムストのストレッチで歩行が良くなる人は

わんさかいるはずです。

これは入谷式カウンター理論の

腸骨前傾パターンの方が当てはまるわけですが

そんなわけのわからない情報はおいといて

臨床において

効果が出ること

は重きに置いておきたいところです。

何をアウトカムにするかは人それぞれですが

あらゆる手技や考え方というのは

効果があったから残ってきています。

きっと組織学的アプローチも

効果があったから残ってきているのです。

あらゆる価値観に触れると

意見がぶつかり合う主張というのがたくさんあります。

ですがどっちかの意見の方がいいと結論づけず

互いの価値観を尊重して

臨床応用していくことこそが

患者やクライアントの幸せにつながると私は思います。


本日はこれで以上です。

これからPRIの運動療法をたくさん使っていこうと思っていますし

効果を実感しています。

進捗があったらまた記事にしようと思います。

この度は

PRI Japanの皆様

ありがとうございました。

またここまで読んで頂きありがとうございました。

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