正解病にかかっていた頃の話

昨日の記事で書いた、「フリーランスWebクリエイター SLash」。
そのSLashを受講していた時の話を、今日は書いていきたいと思います。

ポートフォリオ制作

そのSLashの受講中に、自分のポートフォリオを制作する期間がありました。
ちなみに僕は第1期生だったのでこのポートフォリオ制作がありましたが、今度の第3期生にはポートフォリオ制作はありませんね。

そのポートフォリオ制作の際に、僕は自分が「正解病にかかっている」ということを実感しました。

「Web制作のポートフォリオというとだいたいこんな感じ」
というものがなんとなく僕の頭の中にはありました。
でも、プロの視点からすると、初学者のポートフォリオはどれも「中身の無い(薄い)作品集」という印象だそうです。
SNSをはじめネット上には、同じようなサンプルサイトが実績として載っているポートフォリオが多くありましたね。

僕自身も当時は、「その他大勢」なポートフォリオを作ろうとしていた気がします。

まずは情報設計

そんなポートフォリオ制作。
まずは情報設計から始まりました。

僕はその時
「あ、いきなりデザインとかやらずに、こんな感じで情報設計をしっかりと考えるんだ。」
と驚いた記憶があります。
そのくらい、Webサイト制作というものについて知識がなかったんですね。笑

その情報設計ではいかに自分が固定観念に覆われているか、ということを実感しました。
他の人と同じでは、Webサイト制作という業界では戦っていけない。
自分だけのオリジナルな強みは何か?
そんなことを自分の頭で考えなければいけなかったのです。
でも、僕はどこか正解や答えがあるという前提で考えていたように思います。
正解なんてないのにも関わらず。

講師あしざわさんのフィードバック

講師であるあしざわさんには、何度も何度も情報設計に対するフィードバックを行ってもらいました。
そのフィードバックは、毎回2,000文字以上ものボリュームで、時にはマインドマップを使って細かく分析してくれたことも。

これまでの経歴を棚卸して、何が自分の強みになるのか。
そこからWebサイト制作という仕事にいかに繋げられるか。
そんなことを考え続ける日々でした。

ある日、あしざわさんが
「僕ならこんなふうに考えますね。」
といったヒントのようなものを作ってくれたんですね。
僕は、
「あ、こうすればいいのか!」
と、それをほぼそっくりそのまま自分の情報設計に取り入れてしまいました。

でも、そういうことじゃなかったんですね。

そこから自分自身の頭で考えなければいけなかった。
正解や答えは教えてもらうものじゃなくて、自分の頭で考え尽くして出すもの。
それがわかっていなかった。

思考力

その後、他の受講生にかなり遅れをとったものの、なんとか情報設計はクリアして次に進めることになりました。
この時に、試行錯誤しながらもがきながら行った情報設計は、今でも思い出深いです。

今の時代、なんでもネットで調べられます。
AIに聞けば、それらしい答えが返ってきます。

でも、大事なのは「自分の頭で考えること」。
思考力。
言葉にすると当たり前のように思いますが、なかなかそれを実践することができていないように思います。

「正解病」の背景には、学校教育や会社での環境、いろんなものが影響しているのかもしれません。
僕自身もまだまだ正解病を患っているように思います。
少しでも「正解病」を治すべく、日々「自分の頭で考えること」を意識していきたいです。

「思考力」
なかなか目に見えるものではないですが、とても大事な能力ですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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