見出し画像

note記事をもとにKindleペーパーバック版も作ってみた

Kindle出版について、先日の続きです。

新たにペーパーバック版も作りました。

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B0C2SD1K72/ref=tmm_pap_swatch_0?ie=UTF8&qid=1682234663&sr=8-1

その後のマーケティング状況のまとめと、ペーパーバック版を作ってみた振り返りをしておきます。
noteの記事をKindle出版することに興味がある人は、一体験談として参考にしてもらえたらと思います。

売上など

発売~4月19日までのデータ

これまで総注文数121です。すべて無料のみで有料になってからの購入はありません。それでもけっこう手にとってもらえたなという感覚です。
 4月04日 発売
 06日 無料キャンペーン開始&告知
 10日 無料キャンペーン終了

注文数グラフ


Kindleの読み放題サブスク(Kindleアンリミテッド)で読まれたページ数に応じて、ロイヤリティがバックされます。レートは多少前後するらしいですが、見た限りだいたい1ページ0.4円ほどかなと。
無料キャンペーン後に少し途切れて、16日からまた読まれているようです。

既読ページ数グラフ
ロイヤリティの見積もりグラフ

Kindle出版後の修正について

電子書籍なので、修正原稿をアップロードすれば、一定時間後には販売している商品が更新されます。私の場合は結局4回更新しました。
よくあった修正箇所は、半角数字の表示がずれていること。これは本を縦書きにしたことと、製作途中でWord設定で縦中横にしてその後修正するなど不要なことをした名残です。
そのほかの修正箇所は、段落の一字下げがされていないとか。Word画面上では気づかない改行が入ってて一行ずれていたとか。

そして、修正しても、すでに購入した人の手元のデータは自動更新されることはないとのこと。私がKindleダイレクトパブリシングに依頼をして許可されれば、購入者が手動で更新できるようになる仕様です。このへん詳しくは、「Kindle出版 修正」で検索すれば出てきます。
ただ、2回目や3回目の更新のときには、購入者が「自動更新する」という設定をしていれば、勝手に更新されるみたいです。自分で買ってみましたが、2回目~4回目の更新は、少し遅れたタイミングでしたが自動で更新されていました。

やってみての気づきは、「電子書籍だからあとからでも直し放題」かと思っていたものの、そこまで楽観視しないほうがよかったということです。
すでに購入した人に直したものを受け取ってもらうのは、手間をかけさせて申し訳ないというのが1点。更新したら購入者の手元の端末上のハイライトやメモなどが消えてしまう可能性がある(未確認)のがもう1点です。厳密なところは未確認ではありますが、特に2点目の可能性は盲点でした。私はよくハイライトやメモをしながら電子書籍を読むので、私だったらいやだな、という感覚です。

ペーパーバック版の作成について

元原稿がすでにあるので、そこまで手間がかからないかと思いましたが、なかなか苦労しました。

多くはWord設定の苦労です。用紙サイズ、余白、字体、フォントサイズ、改行位置、ページ番号などです。最終的にPDFに変換するので、そのときにずれがないかも含めてチェックです。余白や字体などどれもこだわりはじめるとキリがない感じだったので、適当なところで完成にしました。

表紙の作成も苦労がありました。作っては、プレビュアーでチェックして、ちまちまと修正しての繰り返しでした。電子書籍だと表紙1枚ですが、ペーパーバック版だと表紙と背表紙と裏表紙を1枚にしたPDFデータを用紙する必要があるので、意外とそのサイズの調整が細かくて。そこまで嫌いな作業ではないのですが。

ペーパーバック版で独自の修正箇所としては、私の場合は掲載する話の順番でした。
キャリアに関する約50の話を載せている本で、ほとんどが1話あたり2ページで収まる内容ですが、中には1ページや3ページになるものもあります。
見本を手に取って確認すると、できれば、見開きで1話が見られた方が気持ちがよかったです。つまり、本を開いて、右ページから話が始まって、左ページで終わるという形です。
そのため、ほとんどの話が右ページはじまり、つまり偶数ページはじまりになるように、順番を入れ替えました。これは電子書籍版をつくるなかではまったく意識しなかったので、ペーパーバック版ならでの観点だったと思います。

まとめ

ペーパーバック版だからこそ手に取ってみようという人もちらほらいるみたいで、ペーパーバック版も作ってみてよかったです。

今は仕上げ切った思いでいっぱいで、またすぐ別のネタで本を書こうという意欲まではありません。自分の頭の中をアウトプットするにしても、本という形にするだけで、また受け取られ方が違うような気がします。どんなアウトプットの形が自分に合っているかは、今後の一つのテーマとして探してみようと思います。

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B0C2SD1K72/ref=tmm_pap_swatch_0?ie=UTF8&qid=1682234663&sr=8-1

この記事が参加している募集

#やってみた

36,591件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?