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"10x成長"の分岐点(コーポレート編)

前回は、ラクスルでの4年間の 10x成長 を「事業観点」で振り返った。

今回は 10x成長 と 線形成長 の分岐点を「コーポレート観点」で振り返る

分岐点: コーポレート編

・目標設定
・組織設計
・事業管理、他

それでは、まずは目標設定

目標設計

RaksuL Projectは Newspicks の記事を紹介

RaksuL Projectとは?
「プロジェクト」という名前で、短期視点ではなく中長期で事業の顧客価値を抜本的に変え、向上させていく取り組みです。これは一種の「型」として実行できるようにしてあり、事業家の育成プログラムにもなっている

産業自体が持つ課題を解決し、変化が目に見えたときは、何物にも代えがたい手応えを感じます。自分の仕事が世界を変革するという実感を味わえる

非線形の「顧客価値の実現」と線形の「事業計画の達成」に優劣はない。目指す姿の性質(非線形/線形)に合った、目標設定手法(OKR/MBO)を選びたい

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日本企業は、役割が「ヒトに紐づく」ことが多く、「組織に紐づく」欧米企業と違い、人財依存になりがち。しかし、属人化は10x成長の障壁になる。組織の未来形(半年~1年)を描き、逆算で人財開発したい

「組織は戦略に従う」
アルフレッド・ チャンドラー

加えて、10x成長 を目指す場合は、

「人財は組織に従う」

10x成長では常に事業が先行する。いまの人財で組織を最適化すると、すぐに後手に回る。組織は常に将来を見据えた逆算で、先手必勝を意識したい

事業管理

PL脳は「ファイナンス思考」をご一読ください

PL脳とは、「目先の売上や利益といった、PL上の指標を最大化することを目的視するような短絡的な思考態度のこと」です。若いスタートアップもハマりがちな思考態度(中略)未来に向かってどのような事業を意思を持って作っていくかということは、必ずしもPLには表れません。PLばかり見ていると、こうした未来に向けた意思を見落としてしまいます。
出典: 「PL脳」が会社を滅ぼす!

「思考態度」を変えるのは意外と難しい。ユニットエコノミクス思考ができているかをチェックしてみてほしい

Unit Economics思考チェックリスト
・PayBackは?
・Mixed CPAは?その分解は?
・LTVは?その分解は?
  - 購入金額、顧客継続率、顧単の増減
   -  粗利率、自社の割引率、販管費率
・改善ドライバーは?

ユニットエコノミクス思考の利点は、"Default Alive"( LTV÷CPA>3) の赤字を恐れないこと。一方で、“Default Dead”(LTV÷CPA<1) は恐怖ですが....

詳しくは プラットホームの"経済性" に書きました 

最後に、10xをうみだすものと、そうでないものをバラバラと

番外

まとめ

POLICY >HOW論

HOW論が盛んな印象が強い。一方で、HOWはビジョン、ビジネスモデル、フェーズで異なる。まずは「どうありたいのか?」の POLICY を深く議論し、HOWを選択することが、骨太な企業文化を創りだすのではないか

10x10

数年後に、次の10xを再現して、10x10 をテーマに書いてみたい

最後までの読んでいただき、ありがとうございました。

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