見出し画像

過去も未来も超えていくもの、深夜書店、

 忘れられない瞬間は、ある。
 過去も未来も超えていくものが、伝わってくる、。
 そこかしこで、あたりまえにあふれている、そんなことばで、あらわしたくないくらいに、。
 
 ひらがなで『おもいで』ぐらいでちょうどいいのかも、って。
 時間が、時間を超えていく。
 そういった感覚について考える。
 追憶、であるとか記憶であるとかだと、硬く感じてしまうときがある。
 そうか、ひらがなで『おもいで』ぐらいでちょうどいいのかも、。

 時間の旅、そんな足跡をさわったみたいな、書物を手にとって、ページに触れるような感覚、。

 生きとし生けるものすべての『おもいで』はどこにいくのだろうか?
 無垢な眼差し、黒曜石の瞳がみつめた想いはどこに沁み込んでいくのだろう、。

画像1


呼吸をするように あなたを感じたい
子供のように笑う あなたを感じたい
くせのある文字 ゆずれない生き方も
曲がったえりも今のままでいて
冷たい雨からあなた守るには
コートが小さすぎるかしら・・・
   
逢えない日々が永遠に思えるわ
あなたのかわりに 誰もなれない
小さな誤解でつまずくときも
あなたが私を強くするわ
時間の中で いつか見つめあう
    
同じ空から朝の光をあびて
 二人はきっと きれいでしょう  〟


 
 おもいで、は同じ空に舞ってやがて沁みていく、行方もしらない、おもいで、。

 あなたとの『おもいで』は空に舞ってやがて沁みていくように、。
 ・・・何も残さず終えたように映らなくもない。けれども、。
 
 誰であれ『おもいで』は、誰かの心の空に舞ってやがて沁みていくのかもしれません。
 
 たとえば、亡くなったあとも誰かの心に届くのかもしれません。
 
 予期せず亡くなったたくさんの生命と同様に、未来があったのだから、。
 

 『なぁ、こんな気持ちって何処にいくんやろうかなぁ・・・』
 
 、、、しらんがな、。(笑)。
 けど、知りたいって思うねん。
 あなたは、そんな表情をつい浮かべた。

〝 子供のように笑う あなたを感じたい 〟

 ひらがなで『おもいで』ぐらいでちょうどいいのかも、って。
 時間が、時間を超えていく。
 まったく新しい未来を描いてみせても、
 はじめてなのに懐かしい、、
 そう、懐かしい未来、。


馴れ合いのおしゃべりで
時がすぎてゆく
この頃はお互いに心をよせていない
だけど独りで生きてきた訳じゃない
どんな時も両手広げて抱きしめてくれる
  あなたが好き
 
もっと顔をよく見せて会えない時間を
忘れないように
あなただけに モテる私 〟 

 
 
 ブレードランナーやん、刃の上歩く生涯やから、走ってないとあかんねん』
 『なんで?』
 『なんか、・・・いつだって時間が足りへんって感じかなぁ』

 
 両手広げて抱きしめて、過去も未来も、包み込むのには、。
 あまりにも限られた歳月しか与えられていない、そんな生涯だってある。

 『生きなあかんねん、あんたはな。・・生きな、生きなあかんねん。』

 刃の上歩く生涯でも、生きるなら、走れ、。笑えばいい、。愉しめばいい、。刃上遊戯、。(笑)。

 ひらがなで『おもいで』ぐらいでちょうどいいのかも、って。
 時間が、時間を超えていく。
 まったく新しい未来を描いてみせても、
 はじめてなのに懐かしい、、
 そう、懐かしい未来、。
 
 懐かしい未来、。へ、走れ、。

 忘れられない瞬間は、ある。
 過去も未来も超えていくものが、伝わってくる、。
 そこかしこで、あたりまえにあふれている、そんなことばで、あらわしたくないくらいに、。

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?