栗田 大輝 Daiki Kurita

大阪大学大学院 予防歯科 D1🦷 / 岡山大学歯学部卒 / お口のテーマパーク🎪お口か…

栗田 大輝 Daiki Kurita

大阪大学大学院 予防歯科 D1🦷 / 岡山大学歯学部卒 / お口のテーマパーク🎪お口からの健康を届けるコミュニティ

最近の記事

大学教育について語りたくなったので、

久々にnoteを書きます。 期待に満ち溢れて入学した歯学部。 6年間で、教養から専門まで色んなことを学び、経験しました。そして多くの先生方にお世話になりました。 これは大前提として。 その一方で「大学教育」に関わる課題も多く感じてきました。 形骸化した一方向授業、知識偏重の傾向、支配的な実習環境、、、挙げ出したらキリがありません。 これらの課題に対して、学生の時は委員会活動などを通して、学生視点の意見を伝えてきました。 そして次は、大学教員としてこれらの課題に向き合っ

    • 年末にマジメな話です。

      今年の学びの振り返りを少し〜。 国試に無事合格し、現在は開業医で研修してます。 研修にあたって【患者を多角的に理解する】という目標を勝手に立ててました。「歯が痛い」など主訴を持って来院した患者に対し、歯・口腔はもちろんのこと、全身疾患、生活習慣、心理、環境…、色々な視点で理解を進めてその後の治療に繋げたい、決して治療技術が先行してはいけないなぁと思ってたわけです。 そこの考えは変わってないんですが、「もちろんのこと」と思っていた「歯・口腔の理解」、簡単に言うと「診断」がいか

      • 【クラウドファンディング始動!】

        お口の健康を届けるプロジェクト、「お口のテーマパーク」のクラファン始動しました! 全ての人が健康でいられる社会を目指しています。 是非ご支援よろしくお願いします🤗 https://camp-fire.jp/projects/view/583928

        • 「点」から「線」へ

          臨床実習が始まって一番最初に学んだことの話。 臨床実習が始まる前、CBTの問題とかでこんな問題によく触れていました。 いわゆる「状況設定問題」ですが、これは臨床に出る前に、臨床のリアルな状況を体験できるという、(個人的には)面白い問題だと思います。 さて、臨床実習が始まると、1年間継続して担当させてもらう「配当患者」を受け持ちます。配当されると早速、その患者は今どんな状況で、これからどんな治療をしていくのか、など色々な情報を探っていきます。 ここですぐに、一つの困難に

        大学教育について語りたくなったので、

          実習で得られる、深い深い学び

          明けましておめでとうございます。 元旦は完璧な寝正月、今日は早く起きて箱根駅伝を観てます。 さて、9月から臨床実習が始まって、なかなかnoteの更新ができていませんでした。レポートなどやるべきことが溜まっていると、時間があっても何だか気持ちが落ち着かなくて、他のことが手に付かない状況が続いてました。実習はだいぶ慣れてきたと思うので、今年からはもっと同時に色んなことができるように頑張っていきたいです。 実習が大変で日々忙しいというのはもちろんそうなんですが、やはりこれまでの

          実習で得られる、深い深い学び

          不思議なキッカケ

          前にこんな記事を読みました。 世界最大の精子バンク「クリオス」の創業者、オーレ・スコウ氏。精子バンクを設立しようと思ったきっかけは、27歳のある夜に見た、凍った精子の「夢」だったそうです。その夢が印象的で、精子について学ぼうと思い立ち、独学でのめり込んでいったとのこと。 こんな嘘みたいな話あるんかいな〜と思っていましたが、自分にも似たような出来事があったことを思い出しました。 浪人時代のある朝、起きたらある言葉が頭の中に残されていました。 “リベラルアーツ” 全く聞

          不思議なキッカケ

          ニュースの楽しみ方

          夏休みみたいに時間に余裕があると、もっと色んなことを学ぼうという気持ちになってきますよね。今日は、自分なりのニュースの見方を紹介していきます。 私はテレビを持っていないので、スマホでニュースを見ます。新聞もとっていません。 使っているアプリはNewsPicksとSmartNews、そしてYouTubeです。 基本的に「広く浅く情報を拾う」ことを目的としているので、短時間で多くの記事を追うような見方をしています。 朝・昼・夜で以下のようなルーティンを意識しています。 【朝

          ニュースの楽しみ方

          スマホ学習法 〜レポート課題&メリット・デメリット編〜

          レポート課題の書き方・提出方法最後はレポート課題についてです。 保存したWordファイルをOfficeのアプリで開いて編集します。 OneDriveアプリでボタンを1つ押せばOfficeに移ります。 Officeアプリで直接書いてもいいですが、ちょっと操作が鬱陶しかったりするので、メモアプリで書いてからそれをコピペします。 完成〜 次に提出するわけですが、その前にまずApple純正の「ファイル」アプリでOneDriveを使えるようにします。 Safariでファイルを

          スマホ学習法 〜レポート課題&メリット・デメリット編〜

          スマホ学習法 〜講義資料編〜

          昨日に引き続き、スマホ学習法についてです。 講義資料の保存・閲覧方法講義資料やレポート課題のファイルなどはOneDriveに保存しています。iCloudを使えば保存も楽ですが、自分の大学ではOneDriveのストレージが1TBまで使えるので、これには勝てません。 保存方法は、Safariで開いてるPDFページで共有ボタンを押し、 OneDriveを選択。 保存先のフォルダを選んで「ここにアップロード」を押します。 完了! ですが、保存中に他のアプリに移動できないのが

          スマホ学習法 〜講義資料編〜

          スマホ学習法 〜授業の受け方編〜

          ずっと書こうとしてた自分の学習法について書いていきます。 一昨年の秋、香港に短期留学に行った時に、非常に印象的だったことがあります。それは、全員デジタル端末を使って授業を受けているということ。日本でもiPadを使っている人が増えてきている時期だったと思いますが、その割合が圧倒的に多かったように感じました。 そして中でも面白かったのが、スマホでメモを取っている人がいたことです。それまで「連絡手段」とか「ちょっとした娯楽」ぐらいにしか思っていなかった“スマホ”が、「学びのツール」

          スマホ学習法 〜授業の受け方編〜

          勉強は「個人戦」ではないと思う。

          7月のCBTに向けて日々勉強に明け暮れていると思いきや、意外と授業の課題やらテスト勉強やらで手一杯になっている栗田です。 CBTが刻々と近づくにつれ、かつての大学受験のような雰囲気を感じたりしています。思い出せば、受験の時は「勉強は個人戦」「受験戦争」みたいな意識で何の疑問もなく過ごしていました。ですが、今になってこの考えに違和感を感じるようになったので、ちょっと真面目に考えてみます。 受験の時の目標は「入学試験の合格」であり、これは完全なる「競争」です。受験会場に集う受

          勉強は「個人戦」ではないと思う。

          「学生参画」を推し進めるべきだ

          久々に心が動かされたというか、そんな感覚になったので書いていきます。 山口大学共育ワークショップ2021「今、改めて『学生参画』について考えてみよう!」に参加しました。 「学生参画」を何十年と推進してこられて今年で退職される橋本先生(富山大学)のお話しは、すごく重みがあったように感じました。 「どんな形でもいい。学生が教育に意見を言う機会と、それが実現される環境が整っていればそれでいい。」 「スピード感を持って動くことが大事。」 また、パネリストの学生からは、学生参画の事例

          「学生参画」を推し進めるべきだ

          【本紹介】生化学(代謝)を学ぶならコレ!

          たまにはこういう記事も書いてみようかな(割と同級生向けの記事かも)。ということで、CBTの勉強に明け暮れている栗田です。 基礎系(生命科学)から勉強を始めたものの生化学で早速つまずいたので、ちょっと本を探してたら感動的に分かりやすい本を見つけたので共有してみます。 2年の生化学の授業では、解糖系とTCA回路をひたすら暗記したことしか覚えてないですが、これを読んで初めて代謝の全体像がつかめました。三大栄養素の代謝だけじゃなくて、ビタミンのこととかヘムの合成についても載ってた

          【本紹介】生化学(代謝)を学ぶならコレ!

          「見えるようになる」こと、学びの楽しさ。

          相も変わらず、自分はマジメで学びを楽しんでる人だと認識しています。なんでこんなにも楽しめているのか自分でもよく分かっていなかったのですが、ここ最近、一つ気づいたことがありました。 ある日図書館に行ったとき、表紙にデカデカと歯の写真が載った教科書が目に入りました。(↓イメージ) 歯科関係でない人がこの写真を見ても「デカイ歯」「白くて硬いもの」ぐらいにしか思わないでしょう。自分も数年前まではそうだったはず。ですが、今自分がこの写真を見た時は「この表面の白いものはエナメル質で、

          「見えるようになる」こと、学びの楽しさ。

          2020年の振り返り

          久々です。今年の振り返りを書いていこうと思います(Facebookと文章は同じですが)。 今年はひたすら勉強してた年だった気がします。去年までは正直、毎日勉強する癖がなかったのですが、今年に入って学ぶスタイルが変わりました。大学の授業の科目数が増えてきたのも理由の一つですが、オンライン授業になったことでスマートに勉強できるようになったのも大きいです。資料はクラウドに保存して、授業のメモはアプリでとるなど、スマホをベースとした勉強方法が確立してきました。いつでも、どこでも勉強

          2020年の振り返り

          役作りのための抜歯、歯医者はどうする?

          しばらく途絶えてました。ふと疑問に思ったことが頭の中を駆け巡ってるので書いてみます。 俳優さんが役作りのために抜歯する、というのを記事で読んだことある人はいるでしょうか?あんまり知らなかったんですけど、調べてみたら結構いるみたい。 役者魂がすごい!と思うかもしれないですが、医療者目線から考えるとどうなんでしょう。医療の目的は、患者さんを「健康」にすること。役者さんの健康な歯を抜く行為は、身体的な健康を脅かす行為であり、医療の目的からは明らかに外れたものになります。 しか

          役作りのための抜歯、歯医者はどうする?