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パエリア

突然ですが
みなさん、パエリアって食べます?

ペスカトーレみたいやな

イベリア半島で登場した料理です。
さて、イベリア半島は
今でいう「スペイン」「ポルトガル」の場所です。

イベリア半島


つまり<ラテン民族>です。
大航海時代で隆盛を極めたあのラテン民族です。
今でも<南米>はラテンアメリカと呼ばれてますよね。

改めて、
ラテン民族ってのは「ローマ人」です。
元はイタリア半島に住んでいました。
が、そこにイスラム教徒が責めてきた事により、ローマを離れる事になります。
そこから広がっていき、イベリア半島等にたどり着くんですね。
ラテン民族は
今で言う「ポルトガル」とか「スペイン」とか「フランス」とかっていう
複雑怪奇な名前がついてる所にバラバラに住んでいます('ω')

そして、その元々住んでいたローマ。
イタリアってのは「米」を食べます。
ローマは「米文化」があります。
サイゼリヤでミラノ風ドリアとか食べた事ありますか?
そう、イタリアは米を食べます。
よくインテル等イタリアクラブチームで活躍するサッカー選手に
「米が恋しくなりません?」って聞く人がいますが、
何回も言いますが、イタリアは米を食べる文化があります( ´∀` )

で、その米文化から派生していったラテン民族も、米を食べます。

で、改めてこのパエリアの話にもどります。

まず、パエリアは「米」「海産物」「香辛料」がメインにある料理。
地中海付近なので海産物はお手の物。
香辛料はインド・モルッカ諸島からイスラム教徒がもってきたので、ラテン民族はその香辛料を手にします。
でね、
ラテン民族がイベリア半島でローマで住んでた時みたいに「米」を食べたいんですけど、これがうまい事いかんのですね。
日差しがめっちゃ強すぎて、水が蒸発してまうからです。
で、そんな時にもイスラム教徒が入ってきて「カナート」を作るのです。

カナート(地下水路の事)

これにて水の蒸発を多少解消する事に成功。
米を生産する事ができます。

確かに、イスラム教徒は責めてきましたが、
イスラム教徒によって、
香辛料にしてもカナートという米文化の生産技術も
ラテン民族は非常に恩恵を受けてるのです。

さて、こうしてパエリアのメイン材料は完成していくんです。
一部では「豚」を入れる事があります。
みなさんもパエリアを食う時に「豚」が入っているのも見た事あるんじゃないですかね。


これが<食事>という形の「絵踏み」なのは知っていますか?

まず<レコンキスタ>を思い出してください。


レコンキスタ(スペイン語: Reconquista)
718年から1492年までに行われた複数の
キリスト教国家によるイベリア半島の再征服活動の総称である。
ウマイヤ朝による西ゴート王国の征服とそれに続くアストゥリアス王国の建国から始まり、1492年のグラナダ陥落によるナスル朝滅亡で終わる

つまり、キリスト教徒によってイスラム教への大復讐が開始されたって話。
資源潤沢なイベリア半島を再征服しようと、キリスト教の活動が勃興。

その際、イスラム教徒達が言います。
「すいません。私はキリスト教徒になります・・」
と。

そんな際にキリスト教徒が言います。
「そっか(^^♪よかったよかった。分かればええねん。
じゃあ、、、、
一緒にパエリアを食べようか(⌒∇⌒)

で、そのパエリアには豚を大量に入れる。
(*イスラム教徒は豚は食べる事を許されてはいません)
もしもパエリアを食べなかった場合は<嘘>という事になります。

食べなかった者には
「やっぱり嘘やんけ!!イスラム教徒め!!」と弾圧を強めました。

そう、つまり江戸時代に発生したキリスト教徒弾圧で行った
絵踏みと同じような事象です。

踏み絵
江戸幕府が当時禁止していたキリスト教カトリック教会)の信徒(キリシタン)を発見するために使用した絵である

この絵を踏ませるのが「絵踏み」

マリア様や、イエスの絵を足で踏みつける事ができる?
あんたキリスト教徒じゃないんやろ?
ってやつですね。

イスラム教徒によって「香辛料」を手にして、
イスラム教徒によって「米」が食えるようになって、
そうしてできた「パエリア」に
豚を入れて、イスラム教徒に食わせる。

パエリアって食事の文化にも、こういった背景があるのです(^^♪

これから何かを食べる時に、興味をもった時は
<歴史>を見てみると、また考える事が楽しくなるでしょう。

この世には、たくさんの民族がいます。

<日本人>というフィクションから早く目を覚まして
自分を生きてくださいね(^_-)-☆


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