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<大儀>

昨日の記事と同じ激動の時期である
1960年代後半から70年代前半
ベトナム戦争に反対する運動がアメリカ各地でおこりました

はじめは学生などによる戦争反対運動程度でした
が、
長期化に伴い黒人運動や労働運動とも結びつきます
さらには全世界にひろがり、
1968年ごろが頂点と言われます

まあベビーブームの時期に生まれた子供が
20歳前後になり
その数があまりにも大量やったんで
声が大きかったんですよ

やっぱ数ってすごいねん
今は確実に高齢者に負けるのよ
数でね

令和も若者の数の方が圧倒的に多ければ
大変革は発生するでしょうがね
こんな亀みたいな速度でのテクノロジー変化ではなく
もっと喜劇的に変えられるはずですが・・

ベトナム戦争に注意をもってかれがちですが
なぜこのベトナム戦争が黒人解放運動と結ばれるか?
も大事な視点です

結論から言えば
ベトナム戦争で死んだ大半が黒人やったからです
黒人は前線にいましたからね

戦争で前線にいるってのは
どういう人間かわかりますか?

志願兵です

政府としては
「強制的に死ぬ確率の高い前線に送った」という形が望ましくないので
「自ら<前線>を志願したから、前線に抜擢した」という形にしたいのです

って事は黒人が自ら前線を志願したって事でしょ?('_')

はい。結果だけを見るとそうです。
が、この時の志願ってのは「社会的徴兵」です

昔はね
貧乏で衣食住が満たされていない者はね
自衛隊を志願したんですよ
やりたいという意思ではなく
食べるモノがない、着る服がまともにない、住む家がない
やから何とか生きていける自衛隊でお世話になるしかない
って事

そういう意味で自衛隊に志願してくる人間を
社会的徴兵と呼ぶのです

政府が無理に徴兵したんじゃないで!!
あいつらが自ら希望してきたんやで!!
という形にできるからね

当時
黒人はアメリカの人口の10%しかいないのですが
戦争で死んだ死者の6割が黒人ですからね

まあ前線なんで
死ぬのも仕事の1つですから
死ぬのは当然ですが

でね
この学生運動に乗じて
「黒人が貧しいから、こんだけ死んでいくんや!!」
と言う事で
黒人もこの運動に合流していくのですよ

人間が1つの場所に物理的に集合すると
基本的にはテロやストライキや労働運動等が発生するもんです
人は物理的に密集させない方が良いのですよ
支配する側はね

1968年は
ほんまに大混乱と言える時代ですね

まあ言い換えれば
4の倍数は
アメリカ大統領選挙ですから
今年も色々と荒れるでしょうな

でも今から見ると大混乱やけど
でもやっぱり
新陳代謝って言いと思います

この若い細胞が活性したお陰で
戦争反対が主流にもなっていき
大学の思考操作SYSTEMも変化していき
黒人等の差別も少しでも解消に向かい
若者文化も多数登場したんですから

そして我々は
全員がその恩恵を受けてるんですからね

令和を見てると
1960年代の大義が見当たらない

有権者のメインが高齢者やからってのもでかい

なんとか世を良くしていこうって
若いエネルギーが感じられない

何もかも表面的で
newsでは芸能人が不倫がどうのとかって
そんなオチャラケた話ばっかりで
あおり運転がなんじゃ
窃盗がなんじゃ
詐欺が・・

なんか
けち臭くて
ウジウジした話が多いですね

最近
「君達はどう生きるか」
みたいなんがよく言われますが

まあ、一理ありますよね

ほんま
何をしてるん??
ってnewsが多すぎて

目先の金とか
お買い物POINTの為に生きてるんでしょうか…

イオンモールで口論になり包丁で刺したってnewsも流れてきますが
ほんま
何してんのやろ??('▽')

我々の先達が
何の為に命懸けで
戦ってきたのかを
全員が知る必要はありそうです

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