線維筋痛症への栄養療法

皆さんおはようございます!

整体院「感喜」の金子です!


本日は線維筋痛症の原因と対策についてお話したいと思います。




線維筋痛症とは?

線維筋痛症を一言で言うと全身に強い痛みが起こる病気です。そして痛みは持続的で、全身以外にも特定の部分だけが痛むこともあります。


もう少し詳しく言いますと、、、

線維筋痛症の痛みは軽度のものから激痛まであり、耐え難い痛みであることが多く、重症化すると、軽微の刺激(爪や髪への刺激、温度・湿度の変化、音など)で激痛がはしり、自力での生活は困難になります。時には痛みの部位が移動したり、天候によって痛みの強さが変わったりすることもあります。



また痛み以外に筋肉のこわばり感、倦怠感、疲労感、睡眠障害、抑うつ、自律神経失調、頭痛、過敏性腸炎、ドライアイ、記憶障害、集中力欠如、むずむず脚症候群などの症状が起こることもあります。

症状は個人差があります。中には、リウマチや他の膠原病に伴って線維筋痛症が発症している場合もあります。
線維筋痛症は男性よりも女性に多く、年代は中高年の方に多い病気です。そのため自律神経失調症や更年期障害、不定愁訴など、他の病気と誤診されることも少なくありません。


このように線維筋痛症は強い痛みの影響で日常生活に支障をきたす可能性がある疾患で、また別の病気と間違えられてしまう病気です。



線維筋痛症の原因

Dr Amy Yaskoは自身の著書でNMDA型グルタミン酸受容体の活性化により線維筋痛症が起こる場合があると述べています。

このNMDA型グルタミン酸受容体は脳にあるもので記憶や学習に関わります。しかし、活性化しすぎてしまうことで脳に炎症が起こってしまい、これが原因ではないかと考えられています。


また異常なセロトニン代謝と伝達に関連する特定の遺伝子が、線維筋痛症患者で特定されています。

つまりセロトニンの代謝の問題で線維筋痛症が起こることが考えれております。

遺伝子の問題ならどうにもできないかと思いますが、遺伝子栄養療法ではセロトニンの代謝に関わるMAO Aという酵素の遺伝子変異に対応することができるので症状の改善が期待できます。





栄養学的な対策

線維筋痛症の方への栄養学的な対策として重要なポイントは炎症を抑えることが必要になります。事実、炎症を起こす物質は 、線維筋痛症の症状の誘発または増加に関与している可能性があると言われています。

線維筋痛症の方は、酸化ストレスの増加および抗酸化物質が少なくなっていることが分かっており、炎症が起こりやすい状態になっているということになります。




抗酸化物質と繊維が豊富な生の食品と、プロバイオティクスを含む完全菜食の食事は、関節の痛みとこわばりのを改善する可能性があるおとが分かっています。つまり、ポリフェノールやビタミンCやビタミンE、ビタミンA、グルタチオンなどは抗酸化物質なので緑黄色野菜やマメ類、ナッツ類の食事は線維筋痛症の方の痛みを改善するために有効な食事になるといことになります!



さらにビタミン D の補給は線維筋痛症患者の痛みを軽減する可能性があることが考えれており、日光を浴びることやキノコ類の食事の摂取も効果が期待できます。




また長年の慢性線維筋痛症の方はグルテンフリーの食事をすることで痛みが軽減することが示されています。これはグルテンは腸内でグリアジンとなり、このグリアジンが腸の細胞に作用してゾヌリンと言う物質を腸に分泌します。

ゾヌリンは腸のタイトジャンクションを壊して炎症の原因になり、、またNMDA型受容体を活性化して炎症を起こします。

つまり小麦系の食品である、麺類やパン、ケーキ、クッキーなどを炎症を起こすということです。



また肥満の線維筋痛症方では、減量により症状が軽減することが示されていますので食事の見直しは線維筋痛症の症状を改善するためには絶対にやるべきこととなります。



まとめ

線維筋痛症の改善には炎症や酸化ストレスをいかになくしていくのかが重要になります!

ですので、麺類や菓子パン、甘いスイーツばかり食べて野菜やマメ類、発酵食品を摂取していないの場合は明日からでも少しづつでもいいので変えていくことが必要になってきます。

また小型の青魚はDHAやEPAなどオメガ3系の油が含まれているので肉よりも多めに摂取するとより炎症を抑えることに繋がりますので是非参考にしてください!



本日はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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