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パーパス/ミッション/ビジョンの定義をわかりやすく

パーパス、ミッション、ビジョンが
企業や事業運営において重要なことは言うまでもありません。

また、私自身が伴走支援している新規事業開発や商品企画においても
とても大切なことはよくお伝えしています。

今回は、これらの言葉の意味について
あらためて詳しくお伝えしたいと思います。


|パーパス、ミッション、ビジョンとは?


先日、ある企業の新規開発プロジェクトで
「パーパス、ミッション/ビジョンのつくり方」
と題して、お話しする機会がありました。

私が新規事業や商品開発を進める上で
”最も大切にしていることのひとつ”
であるともお伝えしました。

そんな中で
パーパス、ミッション、ビジョンのワードの使い分けがわからない
という質問がありましたので
まずは言葉の意味を整理してみます。

■ パーパス(Why)
なぜ私たちは存在しているのか?
社会に対する存在意義

■ ミッション(What)
私たちは何をするのか?
社会に対する使命

■ ビジョン(Where)
私たちはどこを目指すのか?
どのような世界を創るのか?
私たちはどのようになりたいのか?

パーパス、ミッション、ビジョン。
私のイメージを図式化するとこんな感じになります。


パーパス・ミッション/ビジョン


|ビジョンには2つの側面がある


ビジョンには2つの側面があります。

私たちはどのような世界を創りたいのか
つまり
自分たちが創造しようとしている世界のビジョン



私たち自身がなりたい理想の姿
つまり
自分たち自身のビジョン

です。
どちらでもよいですし、両者とも定義しても構いません。

また、ビジョンは抽象的な理想を語るわけですが、
「2030年ビジョン」というように具体的な年度のありたい姿を
定義することもあります。

その場合は、あわせて
2030年ビジョン:抽象的・右脳
2030年目標: 具体的・左脳
というように設定するのもよい方法です。

|パーパス、ミッション、ビジョンはワードにとらわれずに設定しよう


パーパス、ミッション、ビジョンについては
webサイトにも企業のいろいろな事例がたくさん掲載されています。
参考になりますので、ぜひ見てみてください。

また、パーパス、ミッション、ビジョンは企業や事業者だけでなく
プロジェクトやチーム・組織にも設定することをお勧めしています。


先述の
パーパス、ミッション、ビジョンのワードの使い分けがわからない
という質問ですが、

私自身は言葉の使い分けに”自分たちがしっくりくるワード”を使うのがよいと答えています。


実際に企業の事例もいろいろです。

パーパスとしながらビジョン的意味だったり、
ビジョンとしながらミッション的意味だったりもしています。

言葉にとらわれず、本質をとらえていれば大丈夫です。


コピーライターが書くような、かっこいいワードでなくて構いません。
一行で全てを網羅するような言葉である必要もありません。
実際に、そこそこ長い文章で書かれている企業の事例もあります。

要は本質さえきちんと現されていればよいということです。

|ミッション・ビジョンを設定する効果


さて、実際にミッション・ビジョンを設定することによって
どのような効果があるのか。
その効果についてイメージをまとめてみました。

ここではプロジェクトにミッション・ビジョンを
設定した/しない場合の比較を例にあげています。


設定することによって、
チームメンバーや社内、社外関係者のベクトルの向きが変わってきます。
ミッション・ビジョンがあることによって共感や一体感が生まれ
プロジェクトが前進していきます。

|ミッション・ビジョンには見直しも大切



時間の経過と共に
過去に設定したミッションやビジョンが
現状に即しているか
見えてきた未来に適しているか
を再検討することも大切です。


実は弊社(株)プリミスのミッション・ビジョンも再考中です。
ホームページではまだ従来のものですが
おそらくこれで行くと思うので紹介します。


自分のミッションが明確になってくると身が引き締まる思いです。
モチベーションも上がります。


皆さんも自分のプロジェクトや組織・チームに
そして自分自身にもぜひ設定してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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