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決意・決断できますか?ビジネスは決意と決断の連続!

ビジネスリーダーだけでなく、ビジネスに身を置く人は日々、決意や決断を繰り返しています。

ビジネスに決意、決断はつきもの。

けれども、決意する、決断することに慣れていて容易にできる人もいれば、なかなか踏み出せない人もいます。

私も元々は、なかなか決意、決断できないタイプ。
でも、後述の考え方をすることにより、決意、決断のハードルが下がってやりやすくなりました。

決意、決断するときよく迷う方に、少しでもヒントになればと思います。

◆決意と決断◆

決意と決断は、言葉は似ていますが、意味は違います。

ビジネスにおいての意味の違いを私はこう考えています。

決意=「意を決すること。やると決めること。」
→新たな事業やタスクをやってみようと思うこと

決断=「決意した内容の行動や方法を決めること。」
→その事業やタスクの方向性、やり方を決めること

“決意” する前は誰でもモヤモヤしています。
悩んだ末に、いったん “決意” し、目標を設定し、その目標を必ず達成するための方向性や行動、方法を “決断” する。

こうすることで不思議と気持ちがスッキリします。
気持ちがスッキリするから、前進できたり、行動できるようになります。

◆決意こそが心の安らぎを生む◆

決意こそが心の安らぎを生む

ハイラム・W・スミス「TQ」

この言葉は、ハイラム・W・スミス 著「TQ(タイムクエスト)」からの引用です。

この本の中には、人生における決意について書かれていますが、ビジネスでも同じことが言えます。

例えば、私が数多く経験してきた新規事業開発や商品企画のビジネスの場合は、前例がないアイデアをだし、前例がない課題を解決していかなければなりません。

誰も知らないこと、誰も教えてくれないこと、正解かどうか分からないこと、に日々取り組み、どうするか決断していくことになります。

ここで、ただ迷って立ち止まっていては何も進みません。
正解かどうかはやってみないと分からないので、とにかく “決意” していったんやってみる。
すると気持ちがスッキリし、前進できる。

つまり “決意” してしまえば、心の安定が得られ、行動の一歩を踏み出せるということです。
「決意こそが心の安らぎを生む」のですね。

また、もし決意して始めた仕事が失敗したとしても、それが失敗だったと分かったということはすばらしい進捗です。
失敗しても、それを次に活かせばいいのです。

まずはその事業、そのタスク、始めることを決意してみて下さい。
そうすることで前進できます。

◆決断できないときには◆

事業やタスクを始めることを決意したら、それをどうやって進めていくか、決断しなければならないことが次から次へと出てきます。
でも、決められないとき、決断できないとき、たくさんありますよね。

例えば
・アイデアがたくさんあってどれを選ぶか
・複数の解決策のうちどれをとるべきか
・進むべきか見送るべきか

このような決断できない場面では、いろいろな対処法があると思いますが、私がよくとっていた対処法を3つお伝えします。

① Pros Consをまとめる
②  決めるために何をすればよいかを考える
③ 決めずに全部やってみる


ひとつずつ見ていきましょう。

① Pros Cons をまとめる

Pros、Cons という言葉は略語ではなく、ラテン語からきているのだそうです。
Pros:肯定的、良いところ
Cons:否定的、悪いところ

一般的によくとられる方法ですね。
複数の選択肢がある場合は、頭で考えるだけでなく、それぞれのPros、Consを書いてみることで、取るべき選択肢が明確になってきます。

② 決めるために何をすればよいかを考える

これは私自身がコーチングを学んでからよくとるようになったアプローチです。
Pros、Consを整理しても決められない、ということもよくあります。

あるいは、Pros、Consを整理して決めたけれど、なんだかしっくりこなくて振り出しに。。

そんなときは、選択肢の良し悪しを考えるのはいったんおき、
「決めるために何をすればよいか」
を考えてみるとうまく決まっていくことがあります。

チームで意見が分かれるときも、この方法をとるとうまく進む場合があるので試してみてください。

③ 決めずに全部やってみる

状況にもよりますが、
・やりたいことがたくさんあって決められない
・集中と選択というが、選択できない
などの場合、考えている時間がもったいないですよね。

そんなときは、「手をつけられるものからやってみる」のも案外よい方法です。
小さなことでも手をつけてみると、分かっていなかったことが分かってきます。
そこから決めるための材料がそろってくることがよくあります。

なにより決められずに悶々とした不安な気持ちが、小さくても何か行動するとスッキリしていきます。

一つに絞れともよく言われますが、絞れないときは絞らずにやってみるのも良い手です。

◆選んだ道は全て正しい◆

ビジネスマンはもちろん、特に、経営者、リーダーの立場にある人は決意、決断の連続です。
まずは決意、決断してみてください。

そして、その決意、決断が正しかったのか、迷ったときにはーーー

もうひとつ、私がこれに関連してよく自分に言っている言葉をお伝えします。

「選んだ道はすべて正しい」

この言葉、決意、決断のいい材料になります。
ぜひ試してみてください。

◆最後にー新規事業開発・商品企画ビジネスで決意・決断するということー◆

最後に、新規事業開発や商品企画のビジネスに特化した場合についてお伝えします。

前述のように、新規事業開発や商品企画のような企画ビジネスでは、前例がないアイデアをだし、前例がない課題を解決していかなければなりません。

誰も知らないこと、誰も教えてくれないこと、正解かどうか分からないこと、だらけです。その中で決断をしていくことは霧の中で目標物を探すようなもの。

企画においては、新規性が高ければ高いほど、正解というものが無いところを決断していくことの連続となります。

一方で、場合にもよりますが、企画推進はスピードが命。
リスクが小さいものはどんどん進めていくべきです。

企画資料を作成する際もPros Consを比較して、会議で決断することがよくあります。
スピーディな決断を行っていきましょう。

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