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チームメンバーの意見を引き出す5つのコツ

前回の記事では“チーム” をテーマにお伝えしました。
その記事はこちら

私が所属している国際コーチング連盟(ICF)や
講師をつとめている銀座コーチングスクールでも
1対1のコーチングに加えて、
チームコーチングに力を入れ始めています。

チームを前進させ目標達成に導くために、
チームビルディングやファシリテーションは不可欠ですが、
どうしても一時的なものになってしまいがちです。

そこに行動と目標達成を目的とする
コーチングの手法を付加したものが
チームコーチングです。

今回は、チームコーチングやファシリテーションで不可欠な
チームメンバーみんなの意見を引き出す5つのコツを
お伝えしたいと思います。

◇なんでも言える場、心理的安全性を最初に宣言する◇

最近はやりの心理的安全性ですね。

リーダーやマネージャーが、
何でも言える場と思っていても
メンバーにはなかなか伝わっていないものです。

会議の冒頭に、
「この場はなんでも言ってよい会議だから、
遠慮なくなんでもどんどん発言してください。
それに対して批評や批判はしない場にします。」
などしっかり宣言しておくのは大切です。

ファシリテーションする人より立場が上の人がいる場合は、
その方に宣言してもらうのもよい手です。

ただ、メンバーの中には
文句やネガティブな発言ばかりする人がいる可能性もあるので
「なんでも言っていいけど、批評や批判はしないで、ポジティブな表現で」
など条件をつけておく方法も有効です。

◇意見を聞く順番を工夫する◇


意見を聞く順番を意識されている方も多いでしょう。
なんでも言っていい場と言えど
立場が上の人の発言の後では、
その後発言する人はどうしてもそれに引きずられてしまったり、
言いにくかったりしますよね。

あるいは、立場が上の人が最後になると、
締めの言葉のようになってしまうこともあります。

若い人や立場の低い人から発言してもらったり、
立場が上の方を中ほどに持ってきたりなど、
メンバーによって工夫しましょう。

立場が上の人も下の人へも、
気遣いとガイドができるよう工夫しましょう。

◇まず書いてもらいそのまま発表してもらう◇

ブレインストーミングなどでよく使う手法ですが
私もよく使っています。

一度ノートなどに書いてもらって、
それを発表してもらう方法です。

ポストイットに書いてもらって、
それを読み上げながら模造紙やホワイトボードに
貼っていく方法もよく行われます。

考える時間もとれますし、
周りの意見に左右されなくなるのでお勧めです。

◇二人組で話してもらい発表してもらう(意見が出ないとき)◇

意見が欲しいのに誰からも一言も出ないとき、
困りますよね。
そんなときに有効なのがこの方法です。

まずその議題に対して二人組(三人以上でも構いません)で
話し合ってもらいます。

そして
グループの代表者に話し合った内容について
発表してもらいます。

ディスカッションによっていろいろ意見が出てきますし、
個人の意見でなくグループの意見となるので
発表もしやすくなります。

◇場所を工夫する◇

所や雰囲気づくりも大切です。

いつもより重要な会議のときは重厚感ある会議室で、
逆にリラックスしたディスカッションにしたいときは
明るい場所で、など場所を工夫することで、
普段話さない人も話やすくなります。

会議の手前で雑談しておいたり、
会議の冒頭にいつもと違うアイスブレイクの時間を
設けるのもよいかもしれません。

いかがでしたでしょうか?

プロジェクトで

・アイデアを出したいとき
・将来のビジョンを考えたいとき
・解決策が浮かばずなんとか打破したいとき

など、
メンバー全員の意見を引き出したいときに
いろいろ工夫してみてください。

これら5つ以外に、
よいコツをご存知だったり、
工夫されている方がいらしゃったら
ぜひ教えて頂けるとうれしいです。

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