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欧州スポーツ紀行 1回目 加藤弦

皆さんこんにちは!昨年度、京産大アスレチックで編集長をしておりました加藤です。
現役時代は硬式野球部、陸上競技部、馬術部を中心に担当し、試行錯誤しながらもたくさんの現場を取材してきました。そんな私も現在4年次生。アスレチックには入学直後から所属していましたが、今年3月に3年間の現役生活に終止符を打ちました。

ですが、なぜそのような人間が再びアスレチックの公式noteで執筆をしているのか?

本稿の題を見てお気づきの方もいるかと思いますが、私は本学からの交換留学生として、チェコ共和国のオロモウツにある「パラツキー大学オロモウツ(Palacký University Olomouc)」に留学しています。まもなく到着してから1ヶ月が経過しようとしていますが、日本と全く異なった環境下で新たな発見や出会いを経験し、濃密な毎日を経験しています。

私が住むオロモウツの中心部にある市庁舎(撮影:筆者)

一方で、私には渡航前からの個人的な野望が一つありました。
それは「海外のスポーツを日本へ発信すること」。
たった3年間ではありますが、様々なスポーツを伝え続けた身として「日本との違い」を探ってみたい思いに駆られたのです。

今、私が滞在しているチェコ共和国を1つとっても、日本とのスポーツ文化の違いを見ることができます。これからのネタの枯渇を防止するためにも詳しい言及は避けますが、国民的スポーツやいわゆる「お家芸」と言われる得意なスポーツ、もちろん大学スポーツへの取り組み方さえも異なるのです。
日本以外のスポーツ文化や方策を見て、調べて、紹介する。そのためには、多くの文化が調和するここ欧州が最も良いフィールドなのではないかと感じています。

アイスホッケーはサッカーと並んで人気のスポーツ(撮影:筆者)

さらに、これからも数々の国際的なスポーツイベントが各地で行われる予定です。
近いところではサッカーW杯(今年11月、カタール・ドーハ)、野球WBC(23年3月、米国・日本など)、さらには1年後にラグビーW杯(23年9月、フランス・パリ)、2年後にはパリ五輪・パラリンピック(24年、フランス・パリ)も控えています。
国際大会の醍醐味こそ、国を背負ってぶつかり合う選手たちの熱いプレーでしょう。
満場一致の下馬評を覆して予選を勝ち上がってきた者。祖国での悲劇を憂いながらもベストを尽くす者。優勝という「定位置」を勝ち取るために、自分と戦ってきた者。
規模は違っても、背負っている気持ちはどこか大学スポーツにもつながるような気がします。
選手たちがどのような状況下で普段からプレーしているのかを知ることで、「魂のぶつかり合い」がいかに貴重なものか実感できるのではないかと感じます。

長々となってしまいましたが、これからチェコをはじめとする欧州圏のスポーツを約1ヶ月ごとに特集する予定です。
ぜひ、ご期待ください!

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