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#70 【儲かるビジネス】建設業は?【変化の必要性】

堀江貴文さんが、『儲かるビジネスの鉄則」としてあげているのは、

◆利益率が高い

◆在庫を持たない

◆定期的に一定の収入が入る

◆資本がかからない・小資本

この4点です。

これを、私が社長を務めている建設業に当てはめてみると、

◆利益率は粗利で10〜20%くらいですので、今や高い利益率とはいえません。公共工事だと請負金額が大きい=分母が大きいので、利益額が大きい場合がありますが、あくまで利益率で見ると、儲かる業種だとは言い難いです。

最近は人件費や材料費が高騰しており、当社は問題ないとはいえ、全国的には建設業従事者の人不足は続いております。

◆在庫については、公共工事の請負業については問題ないです。民間工事でも、受注後の材料オーダーとなるので、在庫を抱えるケースは少ないと思われます。

ただし、上記の材料費高騰の問題や、供給不足が課題となります。

◆定期的な収入については、公共工事は入札ですので、該当しません。工種では、維持管理やメンテナンス系がこれに当てはまりそうですが、年単位の入札が基本なので、当たり外れがあります。

◆建設業は設備や重機などの施設で多額なお金がかかる場合が多いので、こちらも当てはまりません。

こうしてみると、建設業は在庫を抱えないこと以外は、儲かるビジネスの鉄則から外れていることになります。建設業の3K(危険・汚い・キツイ)も、近年は解消されつつありながらも、まだまだ道遠しというところでしょう。

更には、他業種との比較の中では、建設業は割と保守的で、進化の度合いも早いとは言い難い側面があります。それは技術的なく部分ではなく、組織や働き方という枠組みの部分です。

世界的な環境の変化や進化に合わせて、建設業も新しい仕組みを取り入れて、どんどん変えていく必要があります。

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