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風呂敷の広げ方と畳み方~アニメから学ぶ仕事術~

子供の頃はテレビアニメが好きでした。

特に好き嫌いもなく、1週間のTV番組表は全て頭に入っていて、ガンダムからセーラームーンまで何でも見ました。

大人になった今もアニメは好きですが、子供の時のようにCMの時に急いでトイレに行くみたいな張り付くような意識は消え、仕事しながらとか本読みながらとか、ながら見が多いです。

何で大人(両親)はTVの時間を覚えてられないのだろうと子供ながらに思っていましたが、関心の先が変わっていくってことなんですね。

大人になりました。

最近では、TVアニメよりGYAO!のアニメ放送を見ることが多いです。

TVの見逃し配信もあれば、地上派で放送しないBS、CSやGYAO!配信限定みたいなアニメが多いからです。

20年前は年間8本だった深夜アニメというジャンルも、今は年間300本くらいあるらしいです。

その大多数が1クール(10~13話)で完結するのですが、300本という枠で生き残るためなのか、どの作品も前半に力を入れている感があります。

前半引き出しを開け続け、伏線もいっぱい張り巡らせる。
だから兎に角魅力的で引き込まれる。
中盤くらいになってもまだ伏線を張る。
後半にかけて折り返し感のない散在した気配を見せ始める。
エンディングにかけバタバタとした怒涛の展開を見せ伏線回収もなく終了。

前半が面白いだけに急ぎ足になるのは勿体ないなと思ってます。

逆に2クールを完全に意識した伏線を張るも、2クール目で総集編が入るような残念な感じもある。
ならいっそ1.5クールくらいの放送枠の制度にしてはどうか。
と色々モノ申したいが、そこはプロの方たちにお任せで…


本題です。

風呂敷の広げ方、つまり仕事のプレゼンでも使える話題の展開方法についてです。

これはアニメがとても参考になります。

クライマックスから見せる

最近のアニメは1クール制なので、クライマックスから見せるアニメが多いです。

これはとても分かりやすいです。

結論を先頭に持ってきて、どんなプレゼンが結論に向けて展開されるのか、言ってみれば相手に方向性を示すことで安心感を与え、また、道が外れた場合の指摘を貰うのにもとても有効な手段です。

伏線を張る

伏線とは、後から述べることを事前にほのめかしておくことで、アニメにおいては世界観が広がるので視聴者の期待を膨らませるのにとても有効です。

インスタなんかの最近の用語で言えば、匂わせ投稿ってやつですね(笑)

プレゼンでは敢えて横道に逸れる話題を織り交ぜたりし、聞き手を飽きさせない効果として有効なだけでなく、本筋にそれを絡めると土台がしっかりしたものに感じて貰えやすいです。よく考えられてる印象を与えます。

重要な言葉の言語化

僕がアニメ(広くは物語の原作である小説などの原作本も含めて)、好きだと思う瞬間は自分の中の言葉を言語化してもらえたときです。

感情移入というよりは自己投影のような、「あ、わかる」「そう」みたいな瞬間に自分では言語化できなかった言葉が見つかるときがあるんです。

こうなるともう無条件に好きです。

プレゼンはただ説明するだけの一方向コミュニケーションで終わってはなりません。聞き手は誰なのかを意識し、その人が重きを置くポイントを正確に抑えた上で臨むことが大切です。聞き手が欲しい言葉を話題に乗せることができれば貰ったようなものです。

話題の畳み方

アニメは参考になりません(笑)

ですが、プレゼンにおいては結論を先に示していれば、1クール引っ張る必要がなく、中身で盛り上がりを見せたところで終了でよいのです。

電話で言えば「じゃあまたね」「ほんとに切るね」みたいな甘酸っぱいやつにならなければ成功です。

僕もクロージングは他のスキルと比べるとまだまだです(笑)

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