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ボーカロイドを"読む"~しま氏監修のボーカロイドガイド本をみんなに紹介してみよう、の話①

どーも、kthn.です。突然ですが、音楽ファンなら泣く子も黙る音楽雑誌と言えば…そう、ele-king(Pヴァイン発行)ですね(強引な入り)!!

※早速ですがele-kingはサイト運営もしとるのでそちらのリンクを貼っておきます。これ見て泣く子は黙れ!!

そのele-king発行の刊行物を読んでいると、時たま別冊本にも辿り着く訳ですが、なんとその中にはボーカロイドを紹介している本なんて物も存在してまして。

ふむふむ…と読み進めていくとこれが凄い。多角的な視野、目線でボーカロイド文化や楽曲を捕らえていらっしゃる。
プロの仕事はやっぱり違うなぁ、と思うと同時に…徐々に気になるこの文字。

監修"しま"。

"しま"って…誰だ?

このしま氏、kthnが不勉強のせいでどんな方なのか正直よく理解できておりません。申し訳ない…ちゃんと紹介したいのに。

なので、ちょっとGoogle検索かけてみた。すると…

おぉ!!チンアナゴ!!

…ごめん!!やっぱりよくわからんかった(笑)!!。
なので本を中心に紹介…というか感想やら何やらを述べて行こう。

(ちなみに、Stripeless LabelはボカロPの左手氏や平田義久氏、amahisa氏等々多数の実力者が名を連ねていますので気になる方はチェックの程よろしくお願いいたします。関係者ではないけど。)

今回はタイトルのネタバレの通り、しま氏監修のボーカロイド本のお話です。(あと茶化す感じでは書いてるけど、しま氏は本当に様々な観点からボーカロイド界隈や音楽に触れられておられる本当に凄い方だからね。)


・初音ミク10周年━ボーカロイド音楽の深化と拡張

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初音ミクの生誕10周年記念として2017年8月31日に別冊ele-kingの枠で刊行。ただ10年間を振り返る企画では無く、独自の視点や切り口から改めて"初音ミク"という"事象"を見つめ直せたら…という思いが伝わる一冊。
なので、想像を越える企画が満載で、資料として手元に置くに相応しい一冊となっている。ちなみに表紙は花譜のデザインも担当しているPALOW。

特筆すべき内容揃いだが見所をかい摘まんで紹介して行こう。


・Chapter 1の見所

何と言っても佐々木渉(※)氏のインタビュー及び対談だろう。今までも様々な場所でインタビューに答えてきた同氏。
そんな彼の目から見た"初音ミク"がどのような存在で、どう接してきたのかを、10周年という事を含めた上で振り返りながら改めて記事に纏められて同氏の口から語られているのは本当に貴重。

※佐々木渉:ボーカロイドシリーズ「初音ミク」の生みの親。現初音ミクNT企画開発プロデューサー(2020年9月)。Twitter上ではcrypton_watの名前で企画や開発の進捗をツイートしてます(2020年9月)。

他にもご自身の音楽遍歴(特にAphex Twin関係はよくRTする)、大友良秀氏との(二重の意味で)意外過ぎる対談、手塚治虫アニメの冨田勲作曲音楽を初音ミクが歌うというディストピア・コラボへの思い…。
締めはCRYPTON FUTURE MEDIA代表取締役の伊藤博之氏御本人のコラムで括る流れは正にクリプトン乱舞!!。

いやぁ、Chapter 1だけでもうお腹いっぱいだよぉ…。
なのでおかわり(Chapter 2以降の紹介記事)は次回に持ち越し。


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