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ナイトバード(Nightbirde)~幸せに生きる、という決意

はじめに この言葉は今回のおはなしの主役の女性、 Jane Kristen Marczewski(ジェーン・クリステン・マルチェウスキ) の言葉です。 今までの彼女の歩みの軌跡を懸けたステージ。 それは果たして一夜にして無類の輝きを放った。 彼女の歌とパフォーマンス、そしてメッセージは今までと現在、これからを生きる人々にそっと寄り添い、支え、世界中に赦しと希望を与え続けていて明日を生きる力となっている。 だが、彼女は現在ではその声が届かない場所にいます。 今回執筆する

    • 「なんて言うか…教養…」 ~谷川俊太郎×DECO*27への賛否両論について

      谷川俊太郎。 生涯詩人であり、翻訳や絵本でも輝かしい軌跡と受賞歴を持つ言わずもがな日本を代表する作家で、もしかしたら義務教育の頃からお世話になっている日本最強のクリエイターの一人でもある。 DECO*27。 作曲家/音楽プロデューサー。 VOCALOIDを用いる楽曲を主に活動しながら、様々な歌手への楽曲提供も務める。 ニコニコ動画内にて同一ボカロPとして唯一、「投稿後1年以内に300万再生」を6曲持つ(2024年4月現在)。 ※なお上記6曲の内の1曲「ラビットホール」はB

      • 時代と共に変化するレコード会社 ~UNIVERSAL MUSICの姿勢

        2006年の夏にスウェーデンのストックホルムで創業されたスポティファイ・テクノロジーからなる定額制音楽配信ストリーミングサービス、Spotify(スポティファイ)。 日本でも2016年9月からサービスを開始され、現在の音楽視聴の片翼を担うまでに至っている。 しかし近年では、 誰もが気軽に利用できる→誰かが手軽に悪用する という図式が出来上がっていて、ことSpotify内でもその動きが垣間見えていた。 その問題は、 というものだ。 以前からドイツのVinyl-Digit

        • 「MOS RECORDS」は日本音楽界の救世主となれるのか

          どーも、kthn.です。 こんな記事を泣きながら書いたので見てあげてください。 この記事を書いたあと、近現代の音楽の販路について纏めてみよっかなー、とぽやぽや考えて(やるかはわからん)いたら、こんなトピックが舞い込んできた。 …とのこと。 プロジェクトの内容以下によっては面白そうなので情報共有も兼ねて紹介していこうと思う。 募集要項 ちなみに第1回目ということもあって、今回は才能発掘の他に手垢の付いてないフレッシュな人を応募しているっぽい。 モスバーガーの経営方針と

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        ナイトバード(Nightbirde)~幸せに生きる、という決意

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          クリスマス奇行2022(と、個人的な奇跡のおはなし)

          メリクリ。(`_´メ) ある日を境にクリスマスが苦手になった。 幼少期のとある日を境にそれはやってきて、やがて大人になっても恋人がいてもいなくても変わらず、ただただ漠然としたどうしようも無い不安。 年末を迎えるに当たっての慌ただしさが関係しているのかも知れない。 幸せで無くてはならない、という同調圧力にも似た急かされた何かしらに背中を押され、無理矢理に歩かされているような。 他人に自分人生の行く先を強制的にハンドリングされている様な感覚、というか。 兎に角、ボクはク

          クリスマス奇行2022(と、個人的な奇跡のおはなし)

          原神声優に学ぶエスケープ・フロム・ザ・イントロヴァーテッド・ユニバース蜘蛛の糸🕸️

          はがない。 僕は友達が少ない。 元々から友達と呼べるような人達が周りにいなかったことに加えて、更に時代的背景や世代のミゾも絡んできていよいよ新規の「ツレ」と呼べるような存在を作ることが難しくなってきた。 理由を外側に求めるとして ・昨今は物騒且つ身勝手な事件が多い 近年の犯罪に見られるのは、主に自分の事を知らない者・初対面や知人でない者に容赦が無い…つまりは足の付きにくい人物に対して「バレなきゃ何をしても良い」という心理が透けて見える。 そういった事件が多発しているので

          原神声優に学ぶエスケープ・フロム・ザ・イントロヴァーテッド・ユニバース蜘蛛の糸🕸️

          ボーカロイドを"読む"~しま氏監修のボーカロイドガイド本をみんなに紹介してみよう、の話⑤

          どーも、kthn.です。この連載はStripelessレーベルの旗手、"しま"氏が監修されたボーカロイド本を特集しております。 ナンバリングは⑤と符ってありますが、記事は4冊目の紹介と相成ります。 よろしければ前回の記事なども合わせて一読頂けると幸いです。 今回、冒頭から湿っぽい話で申し訳ないのですが、前回のガイド本(2018)の頒布時期にボーカロイド界隈にとっても、そして自分にとっても不幸な激震が走った。 今回紹介する本(2019)にもその関連トピックが紹介されているの

          ボーカロイドを"読む"~しま氏監修のボーカロイドガイド本をみんなに紹介してみよう、の話⑤

          ボーカロイドを"読む"~しま氏監修のボーカロイドガイド本をみんなに紹介してみよう、の話④

          どーも、kthn.です。この連載はしま"氏監修のボーカロイド本を紹介しておりまして、ナンバリングは④と符ってありますが、通算3冊目の紹介と相成ります。 よろしければ前回の記事なども合わせて一読頂けると幸いです。 ボカロカルチャーの座右に冠する書物、と言っても良い程の貴重な資料やインタビューを纏めた偉大なる前2冊がドロップされ、一年が過ぎた頃。 自分の周囲でも「初音ミク記事も10周年ブーストが尽きたし、もう擦ってもしゃーないやろ…」とゴシップを栄養源にしている連中の会話もチラ

          ボーカロイドを"読む"~しま氏監修のボーカロイドガイド本をみんなに紹介してみよう、の話④

          毎週投稿を続けて行くとこういうサプライズもあるのか…(公人しか選ばれないと思ってたw)。 不特定多数の方々に読まれるチャンスが平等に与えられている…と感じられて、正直にとても嬉しいです。 「続けていれば、誰かの"目"に留まる。」 そう実感できた、11月の嬉しい出来事でした。

          毎週投稿を続けて行くとこういうサプライズもあるのか…(公人しか選ばれないと思ってたw)。 不特定多数の方々に読まれるチャンスが平等に与えられている…と感じられて、正直にとても嬉しいです。 「続けていれば、誰かの"目"に留まる。」 そう実感できた、11月の嬉しい出来事でした。

          ボーカロイドを"読む"~しま氏監修のボーカロイドガイド本をみんなに紹介してみよう、の話③

          どーも、kthn.です。この連載は"しま"氏監修のボーカロイド本を特集しております。 前回、資料としてかなり優秀なボーカロイド本を編纂してしまったしま氏。 そのボーカロイド文化に対する多大なる愛情と知識、そして情熱の結果が翌年に又してもP-ヴァインからボーカロイド本を出版…という形で結実してしまう(笑)。 その結果がコチラ。 ・ボーカロイド音楽の世界 2017 前回のしま氏監修の著書「別冊ele-king 初音ミク10周年─ボーカロイド音楽の深化と拡張」では周年付近を含

          ボーカロイドを"読む"~しま氏監修のボーカロイドガイド本をみんなに紹介してみよう、の話③

          ボーカロイドを"読む"~しま氏監修のボーカロイドガイド本をみんなに紹介してみよう、の話②

          どーも、kthn.です。おかわり!! …は?何言ってんのお前??とか言うとるヤツ。 さては前回の記事読んどらんなぁ!! …という訳で今回は②です。前回の続きから始まります。 では気を取り直して…おかわり!! ・Chapter 2の見所 この章では「初音ミクを使った楽曲そのもの」に焦点を当てて構成されているカタログがクオリティが高くて…と紹介しようと思っていたのだが。 正直内容がぶ厚くなり過ぎていてそれどころじゃなかった…。 Chapter 2の章構成の叩き台として

          ボーカロイドを"読む"~しま氏監修のボーカロイドガイド本をみんなに紹介してみよう、の話②

          ボーカロイドを"読む"~しま氏監修のボーカロイドガイド本をみんなに紹介してみよう、の話①

          どーも、kthn.です。突然ですが、音楽ファンなら泣く子も黙る音楽雑誌と言えば…そう、ele-king(Pヴァイン発行)ですね(強引な入り)!! ※早速ですがele-kingはサイト運営もしとるのでそちらのリンクを貼っておきます。これ見て泣く子は黙れ!! そのele-king発行の刊行物を読んでいると、時たま別冊本にも辿り着く訳ですが、なんとその中にはボーカロイドを紹介している本なんて物も存在してまして。 ふむふむ…と読み進めていくとこれが凄い。多角的な視野、目線でボー

          ボーカロイドを"読む"~しま氏監修のボーカロイドガイド本をみんなに紹介してみよう、の話①

          そろそろ「not music but music」も記事が祝!100本を迎えるのでこのマガジンの紹介記事っぽいのを書いてみた、の話

          どーも、kthn.です。突然ですが、実はタイトルの通り、この令和を象徴する(?)時代の最先端を行く(??)noteで絶賛掲載中の個性的な面々が織り成すマガジン、 「not music but music」の記事の総数が100の大台を向かえます。そこで今回は過去の「not music but music」に掲載された記事をkthn.が(個人的)オススメ記事を独自にピックアップ。 「not music but music」というマガジンを紹介していこうと思います。 もし気にな

          そろそろ「not music but music」も記事が祝!100本を迎えるのでこのマガジンの紹介記事っぽいのを書いてみた、の話

          米津玄師『STRAY SHEEP』発売前に起きた数時間の「空白の迷える羊」の話

          どーも、kthn.です。米津玄師『STRAY SHEEP』、良いねー。 kthnんとこにも届いたので堪能します。 (この記事は米津玄師さんが通算5枚目のアルバム『STRAY SHEEP』が発売されたタイミングで書かれています。) さて、この『STRAY SHEEP』の発売日は2020年8月5日。そこから遡ること約一ヶ月前、2020年7月10日に米津玄師YouTubeチャンネルにてとある"空白の羊"が約5時間余りに渡り迷いこんでいました。いったい何が起きていたのかというと…。

          米津玄師『STRAY SHEEP』発売前に起きた数時間の「空白の迷える羊」の話

          人は転ぶ 何度でも 二本脚で歩く限り けどそれこそ 動物では無い 人間の証明で在って 二本脚で歩くから 両腕でハグできるのであって だからつまり 何度も転ぶ事は 人間だから当たり前で だから余ったその腕で 受け止めてあげたり 支えてあげたりする事が 実は重要な事なんじゃないかなぁ

          人は転ぶ 何度でも 二本脚で歩く限り けどそれこそ 動物では無い 人間の証明で在って 二本脚で歩くから 両腕でハグできるのであって だからつまり 何度も転ぶ事は 人間だから当たり前で だから余ったその腕で 受け止めてあげたり 支えてあげたりする事が 実は重要な事なんじゃないかなぁ

          多様性の中で生きる僕らの音楽のスゝメ⑨ 後

          続きものですが分割しても読めます。前半はこちら。 後半です。 打たれた楔、その背景にあるもの ・レコード会社含め音楽業界のビジネス戦略 長らく書いてきた項でも少々触れてきたが、もう端的に言うと日本のビジネススタイル…というか処世術そのものである。 「このやり方が売れるのだからウチも」という方針はご多分に漏れず、物真似が音楽市場を動かしてきた…という論の一端はこれである。 一種軽薄にも思えるだろうが、目を瞑ってあげたい部分でもある。理由としては様々で など様々だが、

          多様性の中で生きる僕らの音楽のスゝメ⑨ 後