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わたし以外わたしじゃないの…。

#1ヶ月書くチャレンジ#書く習慣#kubomiメモ
Day10:自分の好きなところ

突然ですが、わたしはわたしのことが、嫌いではありません。

義母に「みのりちゃんって自分のこと好き?」と聞かれて、「はい、好きです」と答えたことも。前職の先輩に「どうすれば久保さんのように自己肯定感高く育つのか知りたい」と言われたことだってあります。

なのに。

「自分の好きなところ」を語るのは難しい。「特に好きなところはないけれど、自分が好き」それは間違いなくナルシストでは?自分の好きなところを考えて、危うく自分のことを嫌いになってしまいそうに…。

そこで、『自分のこと、嫌いじゃない』そんな学生時代のエピソードを振り返ってみました。

通学バスで、痴女だと思われてしまった話

わたしの通っていた高校には、制服がありません。自由・自主・自律を大事にするとかで、昔の先輩が制服を撤廃させたらしい。

ファッションが好きな、当時のわたし。

ある日、ローリー◯ファームで購入したチュールスカートに、薄いグレーのタイツを合わせて登校しました。家から歩いて15分。通学のためバス停に向かっていると、後ろから早歩きの男性が。

\チュールスカートは、こんなのです/

わたしを追い抜かすときに、そのサラリーマンぽい風貌の男性が、声をかけてきました。

「あの、スカートめくれてますよ」

精一杯勇気を振り絞って教えてくれたと伝わる、声の震え。

見ると、後ろのチュールがタイツにインしているではないか。つまり、後ろだけ江頭2:50だったのです。薄いタイツなので、パンツも透けて見えていたに違いない。

「うわああ」

奇声に近い声をあげ、スカートを整えました。教えてくれたことに感謝を告げたものの、向こうは気まずそう。そりゃそうだよな、JKが後ろ江頭2:50でパンツも見えてたんだし。エロいっていうより、残念って表現がピッタリ…。

そのままわたしの前に並んだ男性。そうか、早歩きしていたのは、一刻も早く「見る側」を降りたかったからか。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「わ〜〜〜恥ずかしい!失敗談ですね!」

みなさんは、そう思うかもしれない。エピソードはここで終わりじゃないんです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

気まずい雰囲気の中、バスに乗り込みました。そして、特に混雑しているわけでもないバスで、かのサラリーマンぽ男性の隣に座ったんです、わたし。

な〜んにも考えていなかったから。

ほんとに、無になっていたんですよ。

スッと横に座ってしまって。男性は、明らかにソワソワしていました。だって、後ろ江頭2:50を指摘されて、恥ずかしい気持ちでいっぱいなはずなのに、目撃し指摘した自分の横に座るだなんて…。

わたしの方はというと、座ってから男性の心の動きに気づき「あ、やばい、変な人って思われる」と動揺。学校の最寄りのバス停まで、心を鎮めるのに必死でした。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「わ〜〜〜恥ずかしい!失敗談ですね!」

そうですよね。恥ずかしいですよね。

でもわたしは、このエピソードがお気に入りなんです。


何か失敗をしたときに、「あ〜どうしようもなく自分だな」と思うから。自分のダメなところ・嫌いなところを見つけてしまったとき、「これだからわたしは」と笑いが込み上げてくるんです。

意味不明ですよね。

どういうことなんでしょうね。

おそらく、「自分のことを笑えるわたし」が好きなんだと思います。


鈍感で、ズボラでガサツ。調子乗りで、怠け者…。正直、自分の嫌いなところはたくさん思い浮かびます。

それでも、自分のことが嫌いではないとか、自分ことが好きだとか言えるのは、そんな自分を「どうやったって自分だ」と受け入れ、笑えるから。

諦めるのが、上手なんだと思います。


世の中には、かっこいい人がたくさんいますよね。自分よりも「持っている」人もたくさんいます。

それでも、わたしはどうやったってわたしなので。諦めて、笑いながら生きていきたいんです。




〜おしまい〜

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