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【皆様からの質問に答えます】会社の上司から人格を否定するような言葉を言われており、訴訟を検討しています。【パワハラ問題】

今回はある方から届いたお悩みについて、法律的な面からお答えしていこうと思います。

■Aさんのお悩み■

最初は「仕事のスピードがちょっと遅いね」や「君はあんまり気が利かないね」などの言葉だったのですが、最近はだんだんエスカレートして「のろま」や「辞めたほうがいい」などの強い言葉で攻撃してきます。

そういった言葉を受けるのが苦痛で家にいても仕事やその上司のことばかり考えてしまって心が病んでしまいました。
会社を辞めることや上司を訴えること、いろんな選択肢を検討していますがどうすれば一番良いのか教えて下さい。


■弁護士からの回答■

Aさん、お辛い中勇気を持ってご相談いただきありがとうございます。私の見解を述べさせていただきますね。

まずパワハラとはなにか、という部分について説明します。厚生労働省は以下6つに該当すればパワハラにあたると定義しています。


① 身体的な攻撃
② 精神的な攻撃
③ 人間関係からの切り離し
④ 過大な要求
⑤ 過小な要求
⑥ 個の侵害

Aさんの場合、②の精神的な攻撃に該当するかと思われます。

現在パワハラを原因とする訴訟も多くなっており、Aさんが訴訟について強い意志をお持ちであるならば当然私も協力は惜しみません。

訴訟に勝つ事ができれば、加害者である上司への損害賠償請求も可能ですし、パワハラによって鬱病などの精神疾患を発症した場合には労働基準監督署に労働災害認定を申請することもでき、補償を受けることができます。


ただし、パワハラについて訴訟を起こすとなると過去に受けた言動を思い起こす必要があり、精神的な苦痛となりかねません。
また、訴訟が続く限りその上司との縁を切ることが出来ないという認識と覚悟も必要です。

文面上ではなかなかAさんの意志の程度や感情、置かれている状況の詳細を読み取ることが出来ません。

訴訟するにしろ違う道を選ぶにしろ、Aさんにとって何が最適な道であるのか判断させていただくためにより細かな部分について教えていただければと思います。
電話でもLINEのメッセージでも構いません。
Aさんからのお問い合わせを心よりお待ちしております。

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