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【双子生活】この山、なくす!という無謀な挑戦に挑んだ男児四人の話。

毎週末悩んでいる。

今日は、どこで何をしようか。

そして、だいたい定番に落ち着く。

公園で放牧しよう。

運動大好きな、真面目くん長男(7)、ファンタジスタ次男(5)の後を追うように双子(3)も運動大好き。身体能力が高くなかった僕としては、そこは妻の遺伝子を受け継いでくれてありがたく、ただ、限度もある。

あきらかに危ない場所も、行けちゃう。登れちゃう。あいつがやれるなら、当然俺もやれる。年齢は関係ない。

問題は、年齢によってブレーキをかけ(やが)る父親の存在だ。

いや、それは本当にやばいんだって・・・という心の声を聴いてくれる日はくるのだろうか。

本日、放牧先に彼らが選んだのが「山」。なぜか?たぶん、そこに山があるからだろう。

最近、一緒にサッカーしてくれる長男とボールを蹴っていたところ、他の子どもたちも交じってきて、ほのぼのスマホで我が子を撮影するご家族のサポートがないまま、サッカー教室みたいになってしまう。

はっ、として公園中を見回して、次男、三男、四男の安否を確かめる。

ジャングルジム、いない。

池の周り、いない。

鉄棒、いない。

すべり台、いない。

山の上、いた!

山頂にしゃがんで何かやってる次男が遠くに見える。何をしているかまではわからないが、ひとつだけわかることは、土と泥にまみれていることだ。

そして、山のふもとから二人の同じ顔した人間が別々に登頂アタックをしている。何か持っているけれどよくわからない。泥だらけなことだけはわかる・・・

長男を連れて、山の頂にいくと、そこには石で大きな穴を作ろうとゴリゴリやってる次男と双子。

「えー、何をしているのでしょうか?」

丁寧に、にこやかに聞いてみる。この後、自宅に帰ってお風呂入れて、泥だらけの服をどうしようか、という気持ちには蓋をする。

「山、なくしてるんだよ!」とファンタジスタ。

ほほう、君たちはこの山をなくそうとしているんですね。

「なくしてるんだよ!」「なくしてるんだよ!!」と双子が同時に。

ほほう、完全シンクロしないくらいズラして同じことを言うのは、双子アイデンティティなんでしょうか。

そこに長男が加わる。誰も持てない大きな石を持って。

30分経過・・・

ずっと掘ってる、山をなくそうとしている四人が安定して、あまりにも暇なので、ずっとリフティングしているおっさん(41)。

「ぱーぱー、きーてー」

遂に、山がなくなりましたか!と思うことなく、山頂へ。

「なくならないから、やめる。戻しといて、ここと石」

少しだけ空いた穴に土を戻して足で踏み、大量に散乱した石を拾って、ふもとの安全な場所に捨てる。

やっと終わったところで、手伝うことなど微塵もしない男児四人の安否を確認する。

あっちに長男、こっちに双子。ファンタジスタは・・・地面掘ってる。

「えー、君(ファンタジスタ)は何をしているんでしょうか?」

「あの山、埋めるんだよー、ここに」

さっ、帰ろうか。帰ろう。

現場からは以上です。

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