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【双子生活】なぜ双子を授かると著しく睡眠が削られてしまうのか。パパも育休取ろう!

子育て初期、睡眠時間を確保する余裕がない。その頃の記憶がない。そんなママたちの話をよく聞きます。

ただ、それはママたちに限ったことではなく、乳児の面倒を見ればパパだって睡眠不足になります。

双子の話の前に、僕は長男と次男が生まれたとき、それぞれ2ヵ月と6週間の育休を取りました。どれくらい長く取れるのかはそれぞれだと思いますが、育休で得られる視点はまたどこかで書くとして、少なくともひとりで乳児と向き合えば睡眠時間の確保は絶望的で、二人体制でもそれなりに寝られません。

そもそも、子どもの寝ていられる時間はすごく限定的です。起きたとき機嫌が悪かったり、すぐにおむつ替えと授乳も必要です。それは自分が寝ている時間に一緒に寝てくれるいまとはずいぶん違います。全然違います!

寝かせつけも、こちらの寝てほしいタイミングに合わせて寝かせつけられればいいのですが、往々にしてあちらのタイミングです。しかも、さっと入眠してくれるならいざしらず、眠いからことギャーギャー泣いて、そんな自分に入眠を妨げられるかのようです。

出産から初期の寝かせつけ王道と言えば抱っこ紐です。仮に寝てなくても、あそこに入っていてくれたらおとなしかったりします。おとなしくしてくれないときもあります。

ウチは、双子用の抱っこ紐を使わず、長男と次男のときに使っていた抱っこ紐を工夫して、ひとりを背中に背負い、もう一人を前に抱いてました。前後どちらかで抱っこすると、その重みで腰の位置バランスが悪くなって疲労度があがるからです。

そして、二人とも入眠したところで、ゆっくり、ゆーっくり座布団や布団の上に膝をついて、前かがみになりながら、ベルトを外します。そして、次にブリッジから同じくゆっくり背中をつけて着陸させ、ベルトを外してやっと寝かせつけ終了です。

このとき、どちらかひとりがうまく入眠していなかったり、着地の際に起きてしまうことが結構ありました。そして、その鳴き声や反動でもうひとりも起きてしまい、継続抱っことなります。

二人いることの有用性は、それぞれがひとり抱っこするだけでいいですし、身体も痛まず、前後合わせて2倍の重さを支えなくていいことです。抱っこしてほしい、抱っこ紐でいける体重がありますが、二倍になるので、特に出産で筋力が落ちた妻はつらい時期がありました。

ちなみに、乳児期のお出かけはその状態で買い物に行ったりして、空いた両手に荷物を持って帰ってきます。オンラインも使いましたが、それだけでは足りないため、どうしてものときはそうします(もうひとりいれば、役割分担できますよ!)

二人同時に寝かせつけと入眠が終わればラッキー、二人ともしばらく寝ていてくれたら体力回復に努めたり、仕事する余裕があればできます。たいていはぐったりしながら、”どちらかの起床”に備えます。つまり、

「寝かせつけ」+「入眠」+「着地」+「睡眠」+「起床」

それらのプロセスごとに

[1]二人ともOK
[2]ひとりがNG
[3]もうひとりがNG
[4]どちらもNG

となります。一工程につき超成功率が25%で、四工程ありますので、パーフェクトに行く可能性はとても低く、それが一日に何度も何度も、何日も何年も続きます。

だから、父親が育休をとっても回らないし、取らない/取れない/取らせない(所属先)というのは、寝るなというのと同じになります。

双子が生まれた当時、長男はまだ4歳、次男も2歳だったので、まだまだ手のかかる存在で、本気で(いろいろな意味で)ヤバイと思うことがありました。

双子にかかる書籍を読んだり、ネットで調べたりしましたが、ママの激しい消耗戦は本当に想像を絶しました。それを読むだけでも「育休取るしかないよね!」所属先は「取らせないようなことしないよね!」と思わざるを得ません。

逆にそれらの情報にパパがいる状況に触れられる情報が少なく、ただでさえ長期の管理入院や負担の大きい出産後で消耗しているママのためにやるべきこと、そして通常時にやるべきこと、の参考情報がとても少なかった記憶があります。

もちろん、ママだって双子出産が初めてというひとが圧倒的で、複数回のひとは多くありません。ママにしても事前にパパにどのようなことをしてもらうのかわからないまま本番に突入して、余裕がなくなります。

でも、だからと言って、パパが無力なわけでもなく、ママにとってもっとも心強い存在であることには変わり有りません。僕もさんざん妻に気が付かないところを指摘してもらいながら、少しずつできることや気遣いを増やしていき、いまもなお不十分なところは教えてもらい、一緒に子育てしています。

双子の子育ては記憶に残ってないという話も多いなか、それでもこれから双子を授かったり、生まれたばかりの双子子育て仲間とともに、楽しく双子と暮らしていけるためにできることをやりたいと思っています。

▶いま、双子の子育てについて書籍にまとめて残していくための協力を募っています。下のクラウドファンディングサイトに想いを綴っておりますので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです!

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