【双子生活】勝手に走って、勝手に爆睡。男児四人がちゃんと寝る、父親が育児で活躍。考える、創る、走る、寝るの四拍子揃った凄いやつ。

ワンオペで男児四人と遊んでいたんですけど、双子(2)のお昼寝が順調に終わり、長男(6)と次男(4)といたんですね。どうしてそんな単語知っているのかわからなかったんですけど、ボソッと長男が「電池とモーター使って何か作りたい」とつぶやきました。

一応、3歳から将来はロボット(主にドラえもん)作るからエンジニアになるんだ!と、ニューブロック>プラレール>レゴ>LaQの道を歩んでいたわけですが、ここで電気と動力が来るとは思いもしませんでした。それぞれまだ現役で使ってますけど。

いま、男子中学生の「将来なりたい職業」の一位って「ITエンジニア・プログラマー」なんですね。(ソニー生命保険株式会社「中高生が思い描く将来についての意識調査2017」) 

電池とモーター、電池とモーター、と何か簡単にできて、次男も少しはかかわれそうなやつがないかなぁと思案したところ、「そうだ!ミニ四駆があるじゃないか!!」ということで、電池とモーター使って車作れるんだけど興味ある?ってきいたら、「やりたい!やりたい!」と長男。

「作るー。それに乗って地底に行くんだよ」とファンタジスタ次男。地底って・・・。どこまでも予想外な奴です。

早速、街に繰り出し、ミニ四駆コーナーへ。懐かしい匂いしかしない。僕も小学生の頃は、完全にミニ四駆にはまってました。お小遣いをためてコースまで買ってみたりして。

タイプⅡシャーシ、ファイアドラゴンのクリアボディ、スタビライザー、ワンウェイホイールなどなど。別枠でミッドナイトパンプキンも。一体何台買ったか、いくらつぎ込んだか、どれだけの時間を投入したのか覚えてもないけれど、とにかくたくさんでした。

そんなことを懐かしく思い出しながら、とりあえず、自分がかっこいいと思うものを選ぼうか、ということで選んだのがこれ!

長男:ライジングトリガー

次男:デザートゴーレム

字が読めない次男が、地底に行くと豪語した上でこれを選んだとはファンタジスタおそるべし。

さっそく創造の世界へ。まさに精神と時の部屋のごとく集中する長男。お約束として、次男はまだ作り切れないので僕が手伝うが、長男には基本手伝わないことを伝えました(ミニ四駆って10歳からなんですね、推奨年齢。後で気が付きました)。

どうしても力でやらないといけないところとかだけは手伝ったものの、次男と僕から遅れること1時間くらいで完成!

電池をインして、スタート。

「うぃーん、きーん」

超うるさい・・・という視線を感じたので、二人を連れて外に。そしてミニ四駆をスタートさせる。はっ、速い。なんの加工も、別販売のパートも使ってないのに速い。

長男は追いつけるが、4歳児として比較的足が速いらしい次男は追いつけない。それでも走る、走る、走る。向こうから帰ってくる。そしてまた走らせる。どんだけ走るのだろう。ずっと走ってる・・・

双子は当然追いつけないが、ミニ四駆も長男次男も走っているのだから、当然走る。コケる。泣く。でも走る。

ここでミニ四駆における子育て効果をまとめてみます。

【考える】
説明書を見て、順番に組み上げていくにあたって、とても「考える」要素が多いです。説明書は子どもがわかりやすいようにか言葉がほとんど書いてないため、絵図を見てやりやすい形にはなっていますが、それでもやっぱりわかりづらいところもあります。

説明書とパーツを同じ方向に合わせたりしながら、いろいろ試行錯誤してハメていきます。頭をフル回転しないと、順番飛ばしてしまい振出しに戻ったり。長男を見ていて、「うーん」とか考えこんでいる姿がほほえましかったです。がんばれ!

【創る】
まさに子どもたちにとっては「動く」車を一から創っているようです。どうしても力が必要なところは助けますが、目の前にあるプラスチックのパーツが、創っていくごとに車らしくなっていきます。電池をインして、スイッチを入れたときの「なぜか動かない」ところや、「あっ、ここがはまってなかった」ということ。そして本当に動いた時の感動は、見ていてこちらが感動しました(親バカ)。

【走る】
ミニ四駆ってコースを周遊させるんですが、コースもないし、なによりダイナミックに走っている姿が楽しいのではと近くの公園に。とにかく、ミニ四駆がこけたり、壁にあたったり、一番最後までいくまで、子どもたちも走り続けます。まさに伴走。普段から運動が好きな奴らですが、ここまで走りに走ると、見ている方も気持ちいいです。

あまりに楽しいのか「ぜーぜー」言いながら「もう一回走らせよう!」といって遠くまで走っていく。自分の創った車が走るわけですから、ただ走るよりも何倍も楽しいんでしょうね。年齢差があると鬼ごっこもなかなか成立しませんが、これは鬼がいるわけでもないので、みんなでずっと走ってます。

【寝る】
もうね、一瞬です。普段、工藤家は20:00消灯で21:00くらいには男児四人が全員寝るのですが、いつも眠りに落ちるのが早い長男はもとより、一番寝つきが悪い次男までもが驚きの早さ!あれだけ走れば疲れますし、疲れるから寝る。間に「食べる」もしっかりと。公園などであればミニ四駆が道路に出て行ってしまうことも少ないでしょうから、親としても見守りくらいでかなり行けます。

【父親が躍動】
別に父親である必要もないんですが、ミニ四駆世代の僕(1977年)にとって、ミニ四駆は小学生時代を彩る素晴らしい思い出であるとともに、かなりやったぞ!というひとからすると、自分の経験を活かせるし、ホンキでやらなければ、お金もたいしてかかりません。ホンキでやるとやばいですけど。

子どもがまだ小さいようであれば、カッターやドリルで軽量化することもないですし、もちろん、モーターを独自に何かやろうとするということもありません。それでも、培った経験で子どもたちにどうしたら早くなるかを説明することができます。見てもらえれば一発ですが、デザートゴーレムの方が圧倒的に速いので、なぜかの説明をしました。そうしないと長男がむくれるほど、次男が自慢するので。

この先、彼らがミニ四駆をどうしていくのかわかりませんけど、双子にも一台づつ買って作ったものをプレゼントしようかと思います。僕が自分でミニ四駆を買って作るには、この立て付けが一番納得度が高い気がします(家庭)。

この歳になって改めてタミヤさんのお世話になるとは想像していませんでしたが、改めて「ダッシュ!四駆郎」読もうかと思います。

なんと今ならkindle版は無料お試し(期間限定)で一巻読めますよ!!


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