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いつの間にかできた僕ら夫婦の優先順位、仕事で遅くなった方がやるようになったこと。

世の中、ウェビナーが増えました。特定の日時に指定された場所に行かなくても、関心あるテーマについてインターネットを使って見聞きしやすくなりました。

僕は、ときどき、イベント登壇します。双子の父親ではなく、本業の方なんですが。イベントがオンラインになって変わったことと、変わらないことがあります。

変わったことは、イベント登壇のために遠方に行く必要がなくなったため、比較的以前よりもお引き受けできる範囲が大きくなりました。

変わらないことは、子育てコアタイムである17:00-21:00にかかるものは、基本的に受けられないというものです。あくまでも基本なので、受けることもありますが、子どもたちの予定と妻の仕事で、だいたい時間帯と曜日が決まります。

本日は、神戸で開催されるイベントが17:00-19:00でありました。もともとウェビナーでありましたが、登壇者は神戸の予定でした。そのため極力宿泊しないものの、帰宅の選択肢は終電しかありませんでした。

それは予定していたのですが、登壇者も現地に行かない形式になりました。そのため、帰宅時間が20時くらいになりました。

帰宅をすると、妻はソファーで本を読み、子どもたちはお風呂でした。どうやらなかなかご飯を食べなかったため、叱られたようです。長男(9)は反省モードですが、ファンタジスタ次男(7)および双子(5)は、怒られたことなどなかったかのようにお風呂ではしゃいでいます。

さまざまなものが部屋には散乱していました。通常モードです。食事後の机の上は汚れてました。通常モードです。お風呂の子どもたちに「今日、叱られなかったのは誰」という質問をしました。

長男:無言(反省モード)
次男:俺以外全員(適当モード)
三男:四男だ(他責モード)
四男:三男だ(他責モード)

ということで、やはり叱られたことなどなかったかのようです。これも通常モードと言えるでしょう。真面目な性格の長男はともかく、ファンタジスタ次第でチームの雰囲気、方向性が変わってしまうのも通常モードです。困ったものです。

僕は双子にお風呂からあがるように伝え、バスタオルで身体を拭き、パンツをはかせてパジャマを着せました。彼らは自分でできますが、すでに工藤家消灯時間の20:00を回っていたので、特別に。

特別ついでに次男も同じように。そして四人の歯を磨き、ファンタジスタと双子に絵本を読みました。多読家長男は柔軟体操しながら分厚い本を読んでました。

これらの合間に、散乱したものを片付け、ごみを捨て、机をきれいにして、食器を洗いながら、洗濯機を回しました。寝かせつけもやろうとしたのですが、子どもたちのリクエストによって、妻がすることになり、いまここです。ご飯食べながら。

ここにいつの間にか僕ら夫婦の間にできた優先順位が出ています。特に話し合ったわけではないんですが、どちらかが仕事で遅くなったとき、子どもたちへの直接的なかかわり以外の部分は、仕事が遅くなった方がやるというものです。

裏を返せば、ワンオペになった側は、子どものことは当然するけれど、それ以外は放置でよい。気が付くとそうなってました。

もちろん、ワンオペ側も余力があれば家事・炊事をやりますし、仕事から帰ってきた側が疲れて何もできないというのはあります。あくまでも、僕ら夫婦の優先順位は、仕事で遅くなった方こそ可能な限りの家事・炊事を引き受け、ワンオペで子どもたちを見ていた側が極力、省力化というものです。

今年度前、今年度以降でそれほど状況は変わってなく、むしろ、僕が遅い方が多いのは変わりませんが、それでも月に2,3日くらいです(20:00以降に出ることはある)。

久しぶりに遅く帰宅した今日、帰ってきて「さぁ、いろいろ片付けちゃうぞー」という自分がいて、なんだかほっとしました。夫婦によってどこでバランスを取り、優先順位がどこにあるのかは100夫100通りですけれど、ウチはこういうことだったと思いながら書いてみました。

現場からは以上です。

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妻と一緒に本を出しました。

本書を作成するにあたってたくさんの方にご支援いただきました。


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