ケンカの記録


一昨日、彼をめちゃくちゃに怒鳴った。
怒りの度合いでいうと前夫との離婚協議のときよりめちゃくちゃ怒ってた。

私は感情的な人間だし、今までの経験上、相当に怒り狂ったら泣いて叫んでたんだけど、そのときは「あ、私めちゃくちゃ腹が立ってる」て妙に冷静だった。

彼の言い分を聞きながら、それにひとつひとつ「うん」て言いながら、身体がガタガタ震えた。
悲しいとか悔しいとか一旦超越して、最終的に「ばかじゃないの」しか言えなくなって、頭は妙に冷えてたのに、ちょっとしたきっかけで一気に怒りのバロメーターがぶち上がって怒鳴った。

怒鳴っても仕方ないし彼が決めたなら仕方ない、私にそれを拒否する権利はあっても、彼が私の気持ちに寄り添う義務はないとか、いろいろ考えていろいろわかってたけど、そういうことじゃない全然そういうことじゃない、そういうことじゃなかった。
お説教みたいなことも偉そうに言っちゃった。

その後すぐに仲直りもできたけど、翌日重たい頭抱えながらめちゃくちゃ反省した。

私はいつも、彼が21歳の大学生っていうことをついうっかり忘れる。
落ち着いてるし面倒見もいいし、どっしり構えてるからなのかなんなのか、私然り大多数の人がとおるであろう「若い」てだけで成り立つある種の傲慢さみたいなものが感じられないからなのか、私と同じ立ち位置で接してた。
もちろんそれが悪いことでも間違いでもないっていうのもわかってる。

彼と同じ年頃の人を見ればふつうに「わっけー」とか「まだ大学生だもんねー」とか思うくせに。

私自身もまだまだ若いし未経験のこともたくさんあるし、これからもどんどん成長したいって思うのと同じように、またはそれ以上に、彼はまだまだ発展途上でこれから大人になるために、あのケンカはひとつの成長段階だったんだろうなって思った。

私は今まで年上としかお付き合いしたことがなかったから、こうやって人が成長していく様を見るのは新鮮で、しかもそれが好きな人の成長をそばで見守れるのは私にとっても貴重だし、改めて大切にしたいし、私も彼と試行錯誤しながら成長したい。

お互いがお互いを補えるように。

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