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手帳に書く毎日一首より抜粋、3月4月編です。 この春は、やたら自分の意識と実態が乖離してい…
ちからが抜けていて、私らしい短歌だよななんて 手帳を読みかえして思っています。自己満足で…
それはゴスペル/藤田美香 半年も無かった生理が昨日きたカラリと秋の健康診断 番号でお呼び…
アップするのを忘れていた。 なんとまだ続いている。続いていると言っていいのか、短歌と言っ…
3ヶ月くらい前から、毎日一首、短歌を書くようにしている。 ・その日にあったこと/思ったこ…
むずかしい話しないでとりあえず酒を冷やしておくから待って 酒を冷やすついでに肩の荷も冷や…
小鳥、さえずる 藤田美香 アラームの代わりに動悸で目が覚めるアレクサ私の息の根止めて 磯部揚げふたつレンジの中にあり子の弁当の隙間をおもう 素うどんとカルピスソーダの朝ごはん会社は休むそういうわけで 寝たふりで一日過ごそうまた嘘になるね誰に向けてでもなく 平日に神社に参ること増えておはよう神さまあなたも良い日を 怪物に追いかけられる夢をみた ハエも私が怖いだろう 叩く 地下鉄の窓に並んだ無表情マスクの下でちょ
誰にでもこころに森がありますか私の森は伐採されて たかがカフェで男のあれこれ整えてストロ…
雨がやまないので 菜種梅雨だねと言ったら 伝わらなくて会話が途切れた 春の雨は冷たい 油断…
遊んでもらった。とても楽しかった。 俳句初心者としては、ものすごく自解したいけど、 やはり…
春の朝にんげんとは斯く脆きかな 彼岸入り義母の視線は定まらず たまご粥に紛れておりぬ朧月 …
『カラス』 海に行くべきかそもそもなぜ海か迷うあいだにたどり着く海 ぼろぼろとキャベツこ…
おそらからままをみつけてきたと言うお前のことばはぜんぶ詩だなあ 喧嘩する子らを肴に酒を呑…
鯨の鼻骨/藤田美香 それぞれの目線で秋を愛でながら犬とゆっくり黙って歩く 朝のひかり夜のひかりを繰り返し辿ればプラスαが届く そうやって歩いているのか急く人にどんどん越される長い地下街 この雨は冷たいわざわざ置いてきた傘の模様を思い出せない キャラメルの包みの小さな折鶴が低く飛ぶので冬がたちまち 店先の柿になりたい選ばれて買い物かごに入って、そして ことばへと逃げればそこにも沼があり私の斧は私の斧だ 鎖骨に金魚を飼う人がいてそれならば鯨の鼻骨に私は住もう