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教養の効用を教えてくれる「人生を面白くする 本物の教養」:出口治明

そもそも「教養」とは?

そもそも 「教養」って何だろう?普段何気なく使っていたけど…ということで調べてみました。

人間の精神を豊かにし、高等円満な人格を養い育てていく努力、およびその成果をさす。とかく専門的な知識や特定の職業に限定されやすいわれわれの精神を、広く学問、芸術、宗教などに接して全面的に発達させ、全体的、調和的人間になることが教養人の理想である。教養はとくに専門的、職業的知識を意識した場合、「一般教養」と表現されることがある。教養ということばの原語である英語やフランス語のcultureがラテン語のcultura(耕作)からきていることからわかるように、土地を耕して作物を育てる意味だったものを「心の耕作」に転義させて、人間の精神を耕すことが教養であると解されている。その「心の耕作」cultura animiという表現を初めて用いたのは古代ローマのキケロである。(コトバンクhttps://kotobank.jp/word/%E6%95%99%E9%A4%8A-53100 より引用)

「耕す」から転じて「心を耕す」だったのか…また一つかしこくなりました。

本の概要とあらすじ

教養とは人生における面白いことを増やすためのツールであるとともに、グローバル化したビジネス社会を生き抜くための最強の武器である。その核になるのは、「広く、ある程度深い知識」と、腑に落ちるまで考え抜く力。そのような本物の教養はどうしたら身につけられるのか。六十歳にして戦後初の独立系生保を開業した起業家であり、ビジネス界きっての教養人でもある著者が、読書・人との出会い・旅・語学・情報収集・思考法等々、知的生産の方法のすべてを明かす!(Amazon商品説明より引用)

感想

「教養を身に着ける」と聞くと固く構えがちになりますが、この一冊は重荷をふっとおろしてくれる軽やかさで、教養を身に着けるとどう人生を楽しめるのかを教えてくれます。

最近はTVもSNSもあまり見たくなくてすっかり世事に疎くなってしまいましたが、この本を読んで新聞を読み始めました。ニュースアプリにサブスクで利用していた時もありますが、やはり一日の出来事が網羅されていて、興味のない分野にも触れられるのが新聞はいいところですね。

余談ですが実家で新聞をとっていたので久しぶりの新聞紙の感覚に嬉しくなってしまいました。ペラペラ加減ががいいんですよね。


教養としての時事問題-国内編-という章で「選挙・民主主義」、「お金」、「税と社会保障」の知識は不可欠、とありました。あまりに無知なのも困るだろうし、めんどくさがりなのであんまり得意ではない分野なのですが、知っていて損はないし、これからの本選びのテーマに入れようと思います。

これら以外にも、人、旅、読書など様々なテーマで語られている本書は、「教養」を身に着けたいけど一歩が踏み出せないあなたにお勧めです。



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