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帝王学~人生の戦いに勝ち抜く方法とは

映画キングダムを観た。

漫画もアニメも観ていないし、
戦いは苦手で見たくないのだけれど、
昔、三国志のドラマを観たら
おもしろかったこともあったので、
試しに観てみようと思った。

映画はシリーズの第3弾で、
過去の2つの映画も観ていなかったけれど、
おもしろくて、あっというまに終わった。

ちょうど今『孫子』を読んでいて、
男性がこういう戦国ものを好んで観る理由が
わかるような気がした。

中国の古典『孫子』は、
中国春秋時代の兵法書で
戦争のやり方が書かれている。

それまで、戦争の勝敗は
天運に左右されるという考え方が強かったけれど、
戦争を分析、研究し、
勝敗は運ではなくて、
采配する人によって決まるとし、
勝つための方法を説いた。

そこに書かれているのは何か。

そもそも、戦ってはならない
と書かれている。

戦わずして勝つのがよくて、
戦いは避けるべきであり、
でもこの世の中やむを得ず
戦わないといけないときというのがある。
そんなとき、戦うのであれば
絶対に勝たなければならない。

百戦百勝は善の善なるものに非ず。
戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり

『孫子』謀攻篇

勝つための方法として、
5つが大切な要素となる。

道 同じヴィジョン
天 天候などの自然
地 地形
将 リーダーの力量
法 組織のルール

そして、勝つための方法として
何をすべきかといえば
比較することだ。
相手と比べる。

何を比べるのかといえば7つある。

1 トップがみんなの心をつかんでいるか。
2 リーダーが優秀であるか。
3 地の利やタイミングはどちらに有利か。
4 ルールはきちんと守られているか。
5 軍はどちらが強力か。
6 兵の訓練はきちんとなされているか。
7 賞罰は公正に行われているか。

これを、五事七計という。

君子と呼ばれるトップたちは、
勝ち抜いて民を守るために
『孫子』を学び、実践してきた。
君子の出処進退に
国の存亡がかかっていた。

これが役立つのは、戦争だけではない。

人生行路を歩むための指南書として
読むことができる。

よく、サラリーマンを戦場の兵士に例えられるが
会社に置き換えて読むこともできるし
何かのグループに置き換えて読むことができる。

経営に置き換えて、
ビジネスで生き残る道として
多くの経営者が読んでいる。

受験戦争であれば、戦う相手は志望校だ。
合格することが勝つこと。

映画では、敵と将軍との頭脳戦となっている。
戦略で、どちらが上をいくのか。

でも、そもそも忘れてはならないのが
戦わずして勝つことをよしとする。

人生は楽しむもの。
苦しまずに、おもしろがって
自分が愉しめる道をいこう。






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