生活保護利用者を叩く者は就職支援をするか生活保護を利用したら?

先ず基本的な前提として「私は働きたいです」と言えばどの企業も面接すら無しですぐに受け入れて年金が貰える年齢まで働かせてくれるなら失業という言葉は生まれないし生活保護も必要ない。
だけど現実は企業は雇う人材を吟味するし不景気などで人材を削る時もあるわけだから誰もが元気があるから働けるわけじゃない(というのを就職活動を経験していたら判るはずだけどね)
そういうわけだから生活保護というシステムがあるというのを理解できない人が多いというのなら実に嘆かわしいことである。

最近、フィフィが生活保護利用者と支援者が起こした京都のデモに対して心無い発言をしたことで多くの賛同を得ているがそいつらが筋を通す気があるなら就職支援ぐらいはやるべきだし生活保護利用者を雇わない企業に対して非難の声を上げるべきだ。
京都のデモの参加者には就職活動の難航などで働きたくても働けない者や働く元気を不当に奪われた者だっているのに根本的な問題には何も言わず弱者を攻撃することで賛同と賞賛を得るのを目的としているわけではないだろうな?

また、フィフィの論理に照らし合わせるなら生活保護利用者を「良いご身分」とばかりに罵る暇があるならその時間を生活保護の申請に割けば良い。
生活保護者に対して働かない癖に旅行やおしゃれを望むのを贅沢だと考えているなら自分達もその贅沢を享受すれば良いのだから生活保護利用者を不当に攻撃する理由は皆無だ。
私だって「生活保護を利用している奴は働かない癖に贅沢な暮らしが出来て良いなぁ」と思うなら速攻で生活保護の申請をするし資格を得るためならワザと貧しくなることも厭わないぞ(実際に思うわけが無いのでやるわけがないけど)

苦しむ者同士で争う内紛が起きている現状において日本は生活保護を含めた国民の生活に直結する喫緊の課題を一つでも解決できるのだろうか?

私は無理だと思っている・・・。

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