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わたしやかぞくのはなし

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わたしやわたしをとりまく家族たちの話です。
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記事一覧

ブックカフェ「おやきと文学」に参加しました〜風にふかれて編〜

「ブックカフェをやりたいんです」 私の仲良くさせてもらっているnoterさんの微熱さん。 彼女がそんなことを言い出したのは、まだ寒さも残る春の前のことでした。 「もちろん参加したいですし、開催するにあたって何かできることがあったらやらせてください」 と、私は彼女にお伝えしていました。 先日、とうとうその日を迎えて無事に大成功したので、本日はブックカフェ「おやきと文学」の報告をしたいと思います。 なぜ副題が〜風にふかれて編〜なのかというと、当日は本当に風が強かったか

古本市におでかけして、たくさんの本に出会った話

紙の本が好きだ。 紙のつやつやした質感。 紙のにおい。 1ページごとにペラペラとめくる時の音もいい。 デザインもそれぞれの本の味わいがあって、本を読まなくとも本棚に飾っておくだけで満足できるようなものだってある。表紙自体がアートである。 昨今は電子書籍というツールが登場して、大変便利になっている。音声で聴く本なども登場して、身体や目が不自由な方にもやさしい作りになっている。 しかし私は、今のところは紙の本が好きなのだ。 小学生や中学生の頃、暇さえあればよく本屋さ

くまのぬくぬく日記12

4月初旬から中旬の日記 【ある問いにずっと悩む】 X(旧Twitter)のどこかで見かけて以来、ずっと考えている質問がある。それは という問いだ。 私の人生....はて? 意外とこれは難しいぞ。 .............。 そういうことじゃないよね。 違う違うそうじゃない。 考えて考えて考えたあげく 「冬眠明けのあくび」 でいいかなって。 ʕ •ᴥ•ʔ いや私の人生、ずっとそんな感じですよ。 ずっとあくびみたいなことしてます。 皆さんはどんなタ

本に舞う桜吹雪、またここでお会いしましょう

お友達の微熱さんが「お花見会をしましょう」と呼びかけて下さったのは3月のことだった。 実はこの記事が出る前から、私は微熱さんがお花見会を開催したいことを何かの拍子でたまたま知る事になった。その時私は、微熱さんに「行きたいけど行けないかもしれない…」とお返事を返していた。私の住まいから離れた土地への遠征を、家族が許してくれるかわからなかったからだ。 しかしながらも、微熱さんはめげなかった。 「いや、くまさん!企画の内容だけでも読んでもらって…それからもう一度考えてほしいな。

新しい車でドライブしたらいつのまにか森のカフェにたどり着いた話

先週の水曜日は祝日だった。 私たち夫婦はめずらしくお休みの予定だった。 息子と娘の2人は春休みに突入しており、両者ともにごろごろと床に寝そべっているような自堕落な生活を日々送っていた。 (さすが、私の子どもたち....!) そんな2人が数日前より「見たい映画がある!」と夫に話していた。 それは「フライ!」という鳥のアニメ映画である。 ミニオンズで有名なイルミネーションズが手がけた映画なので、面白さは保証されているはずだ。うちの子たちはミニオンズが小さい頃から大好きだ

くまのぬくぬく日記11

3月中旬から後半の日記 【岸先生もくまだった】 タイトルにもさせてもらっている「ぬくぬく日記」は、私の好きな岸政彦先生の著書「にがにが日記」のパクリであることを以前noteに書き記したが、岸先生が最近20分程度のラジオを始めたので、喜んで運転中に拝聴している毎日である。 以前からつれあいのおさい先生が岸先生の「どんくま」のイラストを描いているのは知っていたが、とうとうそのイラストがLINEスタンプになった。 よく白いフリースを着ていたこと、内面的な部分、あと、食の嗜好

東京タワー、家族と私と時々しろくま

東京タワーは久しぶりでした。 私の好きなラーメンズも大好きな東京タワーですが。 実はスカイツリーより東京タワーの方が、なんだか好きなくまです。 家族で晴天のお休みの日に 東京タワーにお出かけしました。 前回は息子が生後2ヶ月の時に訪れています。息子にはお正月で寒かったのでもふもふのダウンのロンパースを着せて、抱っこ紐で連れて行った記憶があります。 その前は夫とデートで訪れました。 あの日は雨の日でした。 前の会社の日帰り社員旅行でも行きました。 あれからずいぶん

檸檬の仕掛け人

まあまあまあ もうお2人が素敵に 書いてくださっているので... 私が今更どうこうということはないのですが お2人が書いていないことを補足できればなと... 「仕掛け人くま」として! 書けるところを書こうかなと思っています。 ごゆるりとお読みください。 今回はnoteのオフ会の話です。 はじまりは... クマラー(数少ない貴重なくまのふぁんをこう呼ぶらしい) を自称しているコッシーさんが 都内某所で開催される介護の展示場にお仕事でいらっしゃる機会がありまして

3人だけの卒業式

卒業式の時期だ。 今年は、我が家の娘も息子もそれぞれの学校の卒業式を控えていた。 息子は「式の練習が始まったよー」と夕ご飯を食べながら学校の様子を教えてくれる。3年前の娘の卒業式の時はコロナの流行のピークだったこともあり、式の内容はかなり制限の強い状態で執り行われた。合唱なども飛沫が飛ぶと言う理由で、式で歌うことができずに、事前に収録しておいた音声を流すという対応が取られていた。息子は、気づくと鼻歌を歌っている。おそらく卒業式で披露される歌なのだと思う。 息子の卒業ムー

くまのぬくぬく日記⑩

最近書いてなかったからまとめて書いてみる。 2月末から3月はじめにかけて 【車を買ったらしい】 夫が車を購入してきたらしい。 まだ納車には至っていないので、あまり現実感がわかない。 「もうこの年になって、好きなものに乗れるのもあと何年かわからないしね」と言いながら、先日購入することに同意を求められたから「お好きにどうぞ」と話した。 夫は今2台の車を所有している。 これで購入したら3台持ちだ。 そのうちの1台は会社の車といっても過言ではないが。 2人しか運転しないのに自宅

蜷川実花展(Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠)から考える美しさとの出会い

実は色々と出かけている。 東京に出かけるのは以前から嫌いではない。 私の住んでいる地域から海に大きな橋ができて数十年。交通の便が格段によくなったあの日から、私は気がつくと都内に出かけている。 初めは学生時代の実習中の下宿、結婚後は夫の勤め先が都内になり、そして夫の病気発覚後は定期検診で通った。それが終わると今度は作業療法の塾に通い始め、今は大学。 上野、蒲田、築地、日暮里、そして青山。 私は定期的に都内に通うイベントに事欠かない。 一昨年から美術展や写真展に行く頻度が増

くまのぬくぬく日記⑨

2月16日と17日の日記 【はじらい】 ある高齢の女性の利用者さんとお話をする。 彼女は表情をあまり変えずに淡々とお話されるタイプなので、一見クールな印象を人に与えるが、実際は繊細でユーモアな一面を持つ。 この日は、先日起きた事件を少し興奮しながら話された。 友人が訪ねて来て、こたつでお話をしていたそうだ。しばらくすると友人が「頭が痛い!」と苦しみだし、嘔吐した。 あまりにおかしい状況だし、意識も曖昧になってきたので、救急車を呼んだ。 搬送後にくも膜下出血であったこ

くまのぬくぬく日記⑧

2月10日(土)の日記 【連休のはじまりは残された仕事から】 三連休であるが、特にどこかに出かける用事はない。そしてやらなければいけないことがあるので、あまり休みという感じもしない。 ひとまず今日はお掃除をして、そして美大の課題をやって、夕方から知り合いと夕ご飯を食べる約束があるので、そんなところである。 夫は研修があり、もうすでに家にはいない。 昨日のお仕事の記録(カルテ)の書いてなかったところを、ソファでゴロンとしながらタブレットで記入する。 昨日の仕事中に撮った写

くまのぬくぬく日記⑦

1月2日と3日の日記 【予定通りのおでかけ】 1月2日は私たちの結婚記念日。 市役所に届けを出したのはもう18年前になるらしい。ちなみに市役所がお休みの日に届けをするのは割とおすすめである。休日当番の職員さんしかいない市役所は、受付も裏口から入るのだ。待ち時間もなく、そのまますっとあっけなく届出は受理された。静かな晴れた日の市役所で、私たちは笑い合っていたのだと思う。(古い携帯には写真が残っているような気もする) 毎年2日はどこかに泊まることにしている。場所は都内が多いが