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親子でお金について学ぶ

子供が独り立ちするまでに授けてあげたいというものがいくつかある。

そのひとつが「お金の知識」。

僕はこれを持たないまま大人になってしまって、苦労こそしてないけど今思えばもったいないことをたくさんしてきた。(それはそれで学びではあるのだけれど)

僕が社会に出るときに持っていた唯一のお金の知識(?)は「貯金は大事」だけだった。これだけの知識では本当に人生の足を引っ張ってしまう。

お金の知識を得るチャレンジ

子供にお金の知識を教えるため、今は2つのチャレンジをやっている。(4歳から9歳まで条件は同じ)

・毎週小遣いを渡す
・お年玉を全額自由に使わせる

お金の知識は座学では身につかない。自分のお金を自分の意志で使ってこそ学べるものだと思っている。

何をいつ買うかは完全に本人の自由だ。ただし、自分のお金がなくなったら一切おもちゃを買ってもらえない(誕生日は別)。そうなったら「借金」とか「仕事して稼ぐ」というオプションを提案するつもりだけど今のところ出番がない。

チャレンジで気づいたこと

このチャレンジをはじめてもうすぐ3ヶ月になるから気づいたことを書き出してみる。

・1万円の大きさを実感していた
・自分のお金で買ったときすごくうれしそう
・お年玉はまだ残っている
・小遣いは案外使わない
・つい誘導しそうになってしまう
・自分のお金で買わせるのは親に罪悪感がある

「あっという間に使い果たしてしまうかも」と心配していたけど、思いの外使わないことが分かった。毎週渡す小遣いはどんどん貯まっている。ショッピングモールへ行くたびにねだられていたガチャガチャを一切やらなくなった。

意外なことに子供へのお金の教育を通して自分のお金へのブロックに気づかされた。

・無計画にお金を使ってはいけない
・親が子供に買ってあげなきゃいけない

子供が買おうとするものに対して、「こっちの方がいいんじゃない?」とか「そんなに買っていいの?」とか止めようとする心の声が出てきてしまうからぐっと抑えている。これを言ってしまったらお金の勉強にならない。無駄なものを買って後悔する経験もしなきゃいけない。そのためには子供が自分の頭で考える機会を奪ってはダメだ。

子供が自分のお金で支払っているとき、親としてひどいことをしているような気持ちになる。親からもらった小遣いで払ってるわけで罪悪感なんてまったく必要ないのに。

子供のお金の勉強と言いつつ、これは僕自身のお金のブロックを外す練習でもあることが分かった。

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